めんどくせぇことばかり 『仏教の釈迦・キリスト教のイエス』 ひろさちや
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『仏教の釈迦・キリスト教のイエス』 ひろさちや

もともとは一九八八年に出版された『釈迦とイエス』という本をもとにして書き下ろされたとのこと。ひろさちやさんの本は結構読んでると思うけど、『釈迦とイエス』という本は・・・、ん~、記憶にない。とりあえず、楽しく読めました。

『仏教の釈迦・キリスト教のイエス』 ひろさちや『仏教の釈迦・キリスト教のイエス』 ひろさちや
(2013/11/21)
ひろさちや

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信仰の立場からは、人間扱いできない二人です


人類史に大きな足跡を残した二つの世界宗教の開祖を、あえて人間として比較することによって、教えの違いと共通点、社会への関わり方の特徴を鮮明に浮かび上がらせたい。そんな狙いを持って書かれた本のようです。
プロローグ  歴史の中に生きた釈迦とイエス
1  その誕生
2  大いなる放棄
3  宗教者か政治家か
4  使命を自覚する
5  この世との関係
6  何が奇跡か・・・・・?
7  その孤独なる死
エピローグ  歴史を超えた仏陀とキリスト

実際読んでみて、“教えの相違”という点に関していえば、釈迦については大変面白かったんだけど、イエスに関してはちょっと既成の概念というか、聖書に書かれていることにとらわれ過ぎかなぁって感じてしまった。聖書はイエスとは無関係に書かれたって前提でイエスの生涯を捉え直してもらいたかった。そう考えること自体がない物ねだりかな。

教えを説くにあたって人の世にどうか変わっていったかは、二人の違いが鮮明で、とても面白かった。釈迦はあくまでも彼岸に立ち位置をおいて此岸を見ていた。しかし、イエスは違う。あくまでも人の世の秩序に挑戦する。その価値観を転倒させようとする。宗教者という立場を自覚しながら政治家として殺されていくのはそのためだ。

彼の処刑後半世紀ほどで、ユダヤはローマに大反乱を起こす。後の反乱も合わせて、ユダヤ地方に生きる団体としてのユダヤ人の歴史は崩壊していくわけだ。まさに、土壇場にイエスは登場したことになる。ユダヤには、イエスを神の声を伝えるもとのして受け止めることはできなかったということなのか。神の力を代行するものとしてしか、彼は受け入れられる余地はなかったということか。そのユダヤ人の落胆が、あの結末を産んだということか。

ん~、もっといろいろ読んで考えよう。


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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