めんどくせぇことばかり 稀勢の里、相撲をとれ❢ 『生きざま』 貴乃花光司
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稀勢の里、相撲をとれ❢ 『生きざま』 貴乃花光司

大相撲初場所も序盤を終わり、横綱を狙う期待の稀勢の里はすでに二敗。ほとんど絶望と言っていい。稀勢の里に一喜一憂するのは、正直疲れた。稀勢の里はおそらく、なにか勘違いしている。いったいなにが怖いんだ

“横綱”の地位は、ふさわしい者に与えられる。狙うものではない。たとえどんなに周りから期待されようと・・・。あなたは、ひたすらあなたの相撲を取ることに専念するだけだ。

以下は、平成25年1月の記事に加筆修正したものです。

相撲界を頼んだ 『生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて』相撲界を頼んだ 『生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて』
(2012/12/13)
貴乃花光司

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これからの時代、ますます世界に出て行く日本人が増えていくだろう。そういう子たちの胸に「日本人としての誇り」の種を蒔くことは我々、大人だと思うのだ。「母国に対する誇り」なき者は世界では戦えないのだから。

子供の頃、私のごひいきの力士は藤ノ川だった。学校から帰って、ランドセルを放り投げるや遊びに出かけるのだが、相撲をやってる時だけは、遊びもそこそこにうちに帰り、祖父母とともに相撲に熱中した。なかでも小兵ながら“今牛若”と呼ばれる藤ノ川、強さよりも諦めない相撲に惹かれた。文字通り判官びいきということになるが、大柄な力士に立ち向かっていく姿勢には、“凄み”を感じた。 
藤ノ川に惹かれていた私は、ごく自然に、それに続く小兵力士貴ノ花に熱狂した。貴ノ花に対する思い入れは、藤ノ川に対するもの以上で、“僕のヒーロー”としか言いようがない。いつも、貴ノ花の前に立ちはだかる厚い壁を憎んだ。輪島を、北の湖を・・・。藤ノ川
 
貴ノ花1実はその日のことがこの本の中にも書かれているが、貴ノ花の引退は本当に悲しかった。もちろんその後も相撲好きの私ではあったが、貴ノ花時代の熱狂からは遠ざかった。あの時の熱狂が蘇ったのは、若花田、貴花田の登場だった。
 この本には、まるで宿命であるかのように、父の道に自分を重ねて相撲界に入った貴乃花光司が、どのような姿勢で相撲に向き合い、どのようにして“あの一戦”に立ち向かっていったかが書かれている。その純粋さを理解できないマスコミは、自らの作り上げたイメージから離れていく貴乃花を、今度は引きずり下ろしにかかった。当たり前の若造であれば、彼は耐えられなかったろう。でも彼は違った。彼の純粋さは、彼自身を相撲に昇華させたといっていいだろう。マスコミになんと書かれようと、彼の生きざまはその相撲そのものに表現されていた。
 あれだけの“魂”を感じさせる力士が出ることは、おそらくもうないのではないか。すくなくとも、私の人生の中ではないだろう。しかし、それに出会えたことに感謝したい。彼の引退後、相撲界は迷走を続ける。八百長事件、賭博事件といろいろあるが、なによりも私が危惧するのは、土俵上でとられる相撲そのものだ。美しくないのだ、相撲が・・・。土俵上のひっぱたきあいはいかにも見苦しい。

この本は、貴乃花親方が自分の半生を振り返り、おそらくこれまでを振り返ることにより、これから辿るべき道を模索しようと出版されたものと推察する。読んだ私は、なんとも波乱万丈の人生を・・・、と思わざるをえない。それでもあえて言わせてもらう。「頑張ってください。私も相撲が好きです。心を揺さぶられるような相撲が、これからも見たいです。」

   

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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