めんどくせぇことばかり 縄文・弥生・古墳のつながりを読む(覚書)『新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生』 関裕二
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縄文・弥生・古墳のつながりを読む(覚書)『新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生』 関裕二

『悪いのは一部の軍閥と右翼だった』
『日本社会は封建的で、アメリカの指導監督のもとに社会・制度を再構築する必要があった』


いや、白人は、白人優越主義を前提に、アジア人を未開の人種と決めつけ、“未開の有色人種を導くのは白人に与えられた使命”とばかりに支配し、逆らうものはすべて殺した。アジアを切り取り、むさぼるのは自分たちの権利と思い込み、奪えるだけのものを奪った。

日本はそんな世界に挑戦した。でも負けた。アメリカは占領した日本人と社会を野蛮と決めつけ、民主化の名のもとに「日本という脅威」を骨抜きにし、“伝統”を“迷信”と決めつけて、日本の歴史を分断した。

戦後の日本人は、日本人であることを恥じ、日本的なものをかなぐり捨ててきた。そんな戦後を受け入れるとともに、日本は経済的発展を遂げた。日本を侵略国家として裁いた戦後を受け入れることと経済発展は、同時に進んだ。まるで、それを受け入れることによって経済発展が約束されたかのように。じきに日本人は、歴史に対して呆けのようになってしまった。

「われわれは何者なのか」、「日本人とは何か」、「なぜ天皇はつぶされなかったのか」。それを真剣に考えること、日本の歴史に真正面から取り組むことが、「どこへ進めばいいのか」を知ることにつながる。古代と連続した現代を捉えることによって自分自身が何者であるかを知る。その上で自分の生き方を選択する。そうでなければならない。それが著者の主張です。

『新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生』 関裕二『新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生』 関裕二
(2013/10/01)
関 裕二

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古代史ファン必読、著者渾身の新史論❢

縄文人と弥生人
渡来人は、縄文系住民と共存し、混血を重ねて定着した。稲作を始めた彼らは、東側の狩猟を主な生業とする地域の人々と比べて、人口増加率が高く、あっという間に弥生社会を構築した。「少数の渡来」でも「高い人口増加率による人口比の逆転」が発生する。すなわち、北部九州の縄文社会に渡来系の人々が徐々に溶け込み、縄文的な生活、風習、文化と一体化し、婚姻関係を結び、顔は渡来系の匂いを宿すのに縄文的な文化の中で育てられた二世が生まれ、さらに彼らが次々とコピーされ、弥生時代に突入していった。
日本は大量の渡来人に圧倒されていたわけではなく、縄文的文化は弥生人の中に継続されていった。

纏向は戦乱終結の拠点だった
弥生時代は、のちの戦国時代にも似た混乱と戦乱の時代だった。三世紀後半、奈良東部に出現した纏向に各地域の勢力が結集してゆるやかな連合体が形成されていった。しばらくすると戦いの時代を象徴した高地性集落や環濠集落が一斉に姿を消していった。纏向に生まれた前方後円墳という埋葬文化が全国に受け入れられていったのと同じ時期の話である。
この纏向こそが“ヤマト”である。そんなつながりになります。この時、最初に纏向での結集を促していったのは、これまで日本の古代史から無視されてきた東国の力というのが著者の主張。その後、ヤマトではまず、ニギハヤヒが支配をしているわけで、そこに神武がやって来る。さてと、ニギハヤヒとは何者か。神武とは何者か。出雲はここにどう関わってくるのか。

とても面白かった。もうすでに第二巻がでてるみたいで、今、手元にある本を読み終わったら、早速読まなきゃ。

     

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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