めんどくせぇことばかり 『イギリス史10講』 近藤和彦
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『イギリス史10講』 近藤和彦

イギリス史のイメージが変わった。世界史の教科書レベルの知識しかなかった私にとって、イギリスは、フランスに比べてなんとなく地味に映ってた。ノルマン・コンクエスト、百年戦争あたりはフランスの歴史のおまけのような感じだし、テューダー朝時代はわくわくするけど、ステュアート朝になるととたんに色あせて、革命もフランス革命に比べて地味な感じ。産業革命以降はなんだか世界史におけるマイナス要因のように思われてならなかった。

それに比べるとフランスは、派手で、かっこよくて・・・。そうとらえる私が悪いのか、私にそうとらえられるように書いた歴史学者の先生たちが悪いのか。学者先生たちはもしかしたらフランス大好き君の集まりなんじゃないかしら。

『イギリス史10講』 近藤和彦『イギリス史10講』 近藤和彦
(2013/12/21)
近藤 和彦

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ストーンヘンジから現代まで、複合社会イギリスをダイナミックに描く

第1講  イギリス史の始まり
第2講  ローマの属州から北海の王国へ
第3講  海峡をまたぐ王朝
第4講  長い十六世紀
第5講  二つの国制革命
第6講  財政軍事国家と啓蒙
第7講  産業革命と近代世界
第8講  大変貌のヴィクトリア時代
第9講  帝国と大衆社会
第10講  現代のイギリス

ケルトがいて、ローマが入って来て、アングロ・サクソンがなだれ込んで、ヴァイキングにさらされて、ノルマン・コンクエスト。もう、始まり以前にグローバル。島国だけど常に大陸に向かって開かれていて、ヨーロッパの広域経済の中で磨かれて、やがてそのシステムの頂点に立つ。

名誉革命でオランダがなだれ込んで、ユグノー受け入れることで、経済覇権のノウハウと人材に恵まれるけど、けっしてそれらに飲み込まれることのないイギリスがあった。それはなんだろう。本書では中世からの資産として次の四点を挙げる。《常に大陸に開かれた社会経済、英語、王と議会の共同統治の政治理念、ライン川中流域から流れ込んでくる精神文化》 んん・・・、やっぱり、時間をかけて作り上げられた議会政治の伝統かな。

第1講の最後に《イギリス史のパターン》という項目があり、そこに書かれている文章を紹介して、甚だ不完全で不本意だけど、この本の紹介を終わりにする。

イギリス史はけっしてブリテン諸島だけで完結することなく、広い世界との関係において展開する。農耕・牧畜民やローマやヴァイキングをはじめとして、海の向こうから来る力強く新しい要素と、これを迎える諸島人の抵抗と受容、そして文化変容。これこそ先史時代から現代まで、何度となく繰り返すパターンであった。


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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