めんどくせぇことばかり GHQの呪縛(覚書)『「永遠の0」と日本人』 小川榮太郎
FC2ブログ

GHQの呪縛(覚書)『「永遠の0」と日本人』 小川榮太郎


連合国肯定と大東亜戦争や日本否定、軍部悪玉論が、日本中の新聞、ラジオ、教科書、出版物に溢れ返る。自由と民主の名の下に、自発的な言論の仮面を被って。日本人が民族全体として、それにだまされ、急激に自信喪失し、英米コンプレックスに冒され、自国の戦争や伝統を恥ずべきものと感じ始めるのに、占領の七年は十分過ぎる時間であった。
これほど徹底した嘘、これほど徹底した侮辱があるだろうか。
本書P147
著者がそう書いているのは、占領期のGHQによる徹底した言論統制と、やがてそれを内在化し、自ら江藤淳の言うところの『閉ざされた言語空間』に閉じこもり、自己検閲の虜となり続けている者に対する怒りである。
『「永遠の0」と日本人』 小川榮太郎『「永遠の0」と日本人』 小川榮太郎
(2013/12/12)
小川 榮太郎

商品詳細を見る
外から与えられた平和の上に安穏と空疎な人生を重ねてきた日本人に覚醒を促す
GHQが実施した言論統制がどんなものだったのか。本書にもプレスコードの三十に及ぶ禁止項目が紹介してあるが、私も以前ブログに覚書として遺した。そちらには、その趣旨とともに載せてあるので、ぜひ見て下さい。

『Press Code for Japan「日本新聞遵則/日本出版法」』
http://jhfk1413.blog.fc2.com/blog-entry-345.html

添えてあるコメントがいかにも情けないけど、本書はそのへんもとても論理的に説明している。何よりも日本人は、戦いに敗れても少しも倫理的崩壊を起こさなかったということか。それをアメリカは何よりも恐れた。国民のほとんどが、大東亜戦争を戦ったことの誇りを失っていなかった。敗れたりとはいえども大義は日本にあったと強く自覚していた。物資が欠乏し、嫌戦感が広がっても、戦意までは失われていなかった。天皇への強い思慕のもと、国民の紐帯は確固たるものであった。心が挫けていなかった。

だからこそ、これ以上ありえないほどの言論統制を実施した。ポツダム宣言に“言論の自由”を掲げておきながら、平然とそれを覆した。ポツダム宣言破りはマッカーサーの常套手段で、各地で日本軍の武装解除が進行するとともに、まるで日本が無条件条約を受け入れたかのように、やりたい放題。

輪をかけたのが二十万人に及ぶ公職追放だろう。日本全国、各界のトップがその地位を追われた。空いた席に座った者たちは、GHQを受け入れたということだ。それらの者たちが戦後の言論界、あるいは学会の重鎮となる頃には、“閉ざされた言語空間”は完成していた。

“著者・百田尚樹は、この呪縛の外にいる。”

なによりも、本書の著者が『永遠の0』に高い価値を見出す理由だろう。たった三年半の間に三百十万人もの日本人が命を落とした。そんなとてつもない歴史的事件を、なぜ書かない?なぜ歌わない?なぜ描かない?なぜ論じない?・・・百田尚樹は書いた。四五〇万冊が売れた。映画は五〇〇万人が見た。どれだけの人が呪縛から解き放たれたろうか。
関連記事

テーマ : 精神世界
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


「沖縄の人は優しい」と皆が口をそろえる中、なぜ、自殺率やいじめ、教員の鬱の問題は他の地域を圧倒しているのか。
誰もなしえなかったアプローチで、沖縄社会の真実に迫る。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事