『ひと目でわかる「戦前日本」の真実 1936-1945』 水間政憲
水間政憲氏、“ひと目でわかる”シリーズの五冊目、最新刊は『ひと目でわかる「戦前日本」の真実 1936~1945』“はじめに”の冒頭に以下のように書かれています。
この若者の“違和感”。とても大事なことだと思います。それでも、この“違和感”を持つことができているこの若者は幸運だと思います。かりに同居はしていないとしても、頻繁に「おじいちゃん、おばあちゃん」に合う機会、その人柄に触れる機会があったからこそでしょう。そのような家庭を築いたご両親も、おそらくしっかりした方なんでしょう。
私の父は昭和三年生まれ。西暦では一九二八年です。戦争が終わった一九四五年には十七歳。当時は定時制高校の三年だったはずです。母も同年代。祖父母は明治の生まれです。もうみんな亡くなったけど、いろんなことがあったけど、自慢の両親、祖父母です。
小学校、中学校の頃の先生方の多くは、戦前を知ってらっしゃいました。組合運動をやってた方もいらっしゃったでしょうが、やはり学校が大きく変わったのは、戦前を知っている先生方が少なくなってからなんでしょう。
私自身は、そんな中で育ちながらも、若い頃は左翼に走りました。そっちの方が頭良さそうで、かっこ良く見えて、大学もマル経にどっぷり浸かりました。でも、誰から言われたわけじゃなく自分を取り戻すことができたのは、すべた家族のお陰です。両親や祖父母が、尊敬できる立派な人格者だったからです。両親や祖父母にも少年時代、青年時代、壮年の時代があって、必死で生きてきて、私や私の兄弟を育ててくれたんだということに気づいたからです。自分が生まれた一九六〇年が、戦争が終わってたったの十五年目で、その間も両親や祖父母が必死で生きてきて、本来の歴史には何の断絶もないということに気づくことができたからです。
この本に登場する写真は、すべて私の両親が少年の、少女の頃のものばかりです。埼玉とはいっても、東京に出るのも一仕事っていう山里のことですから、この本に出てくるような華やかな様子とは違ったでしょう。何しろ私の少年時代ですら、最新の映画を見られるのは東京から三ヶ月遅れでしたから。それでも残された父の写真、母の写真を見ると、やっぱりこの本で紹介されている写真と一緒。なんだかほんのり温かく、ちょっと切なくなってしまいました。
いけない❢自分のこと書いてもしかたがないんだ。・・・でも、まっ、いいか。
若者さん、あなたのおじい様、おばあ様はとっても立派な方ですよ。その時代の日本人って、背すじがスッと伸びていて、慎みがあって、何しろ顔がいい。今の日本人のようにだらしない顔はしていない。あなたの“違和感”の理由をこの本で確認して下さい。
最後に、この本は一九四五年までの写真を掲載しています。アメリカのやったことをよく見てください。
・・・今、もう一回やってみろよ❢







一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
「祖父母は、両親よりも優しく立派な人格者と思えるのに、学校では祖父母の時代は暗黒時代だったと教えられ、ずーっと違和感を持っています。」 これは現在、学校教育を終えた若者たちの一般的な意見です。 |
![]() | 『ひと目でわかる「戦前日本」の真実 1936-1945』 水間政憲 (2013/12/21) 水間 政憲 商品詳細を見る ひと目で分かった❢ |
小学校、中学校の頃の先生方の多くは、戦前を知ってらっしゃいました。組合運動をやってた方もいらっしゃったでしょうが、やはり学校が大きく変わったのは、戦前を知っている先生方が少なくなってからなんでしょう。
私自身は、そんな中で育ちながらも、若い頃は左翼に走りました。そっちの方が頭良さそうで、かっこ良く見えて、大学もマル経にどっぷり浸かりました。でも、誰から言われたわけじゃなく自分を取り戻すことができたのは、すべた家族のお陰です。両親や祖父母が、尊敬できる立派な人格者だったからです。両親や祖父母にも少年時代、青年時代、壮年の時代があって、必死で生きてきて、私や私の兄弟を育ててくれたんだということに気づいたからです。自分が生まれた一九六〇年が、戦争が終わってたったの十五年目で、その間も両親や祖父母が必死で生きてきて、本来の歴史には何の断絶もないということに気づくことができたからです。
この本に登場する写真は、すべて私の両親が少年の、少女の頃のものばかりです。埼玉とはいっても、東京に出るのも一仕事っていう山里のことですから、この本に出てくるような華やかな様子とは違ったでしょう。何しろ私の少年時代ですら、最新の映画を見られるのは東京から三ヶ月遅れでしたから。それでも残された父の写真、母の写真を見ると、やっぱりこの本で紹介されている写真と一緒。なんだかほんのり温かく、ちょっと切なくなってしまいました。
いけない❢自分のこと書いてもしかたがないんだ。・・・でも、まっ、いいか。
若者さん、あなたのおじい様、おばあ様はとっても立派な方ですよ。その時代の日本人って、背すじがスッと伸びていて、慎みがあって、何しろ顔がいい。今の日本人のようにだらしない顔はしていない。あなたの“違和感”の理由をこの本で確認して下さい。
最後に、この本は一九四五年までの写真を掲載しています。アメリカのやったことをよく見てください。
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