めんどくせぇことばかり 『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』 呉善花
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『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』 呉善花

二〇一二年に出版された本の文庫版。さらに、もとは雑誌『理想世界』に連載されたものの書籍化で、二〇〇六年の四月号から二〇一〇年の三月号までの四十八回分をまとめたもの。ずいぶん前のもので雑誌を読んだ人もいるだろうし、二〇一二年版を読んだ人もいるだろうし、呉善花氏はその後も大活躍だから、ここに書かれていることも色んな場面で目にし、耳にした人も多いかな。

でも、面白かった。日本人にしてみれば、「なにもこんなことに理屈付けしなくても・・・」って思うこともあるけど、それって外国人の奇異な行動や考え方を理解しようとする私達の姿だよね。

『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』 呉善花『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』 呉善花
(2014/01/08)
呉 善花

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外国人を惹きつけてやまない“生き方の美学”

一  外側から見た日本
二  美しく生きる
三  貝殻の中の大洋
四  祭りに込められた祈り

第一章では、日本を訪れた外国人が日本をどう見、どう感じたかが紹介されている。そう、この本の中でも紹介されているんだけど、あの渡辺京二氏の『逝きし世の面影』のような取り組み。私も悩んだところなんだけど、著者はこの中で、そのような日本は、あるいは日本の心は「逝きし(死んでしまった)世の面影」、どうあがいても取り戻すことができないという渡辺氏の言い分に、「たしかにその通りではあるが、世界的観点から見れば、日本が今なお“夢のような国”の様相を失っていないのは、私にはたしかなことに感じられる」と述べている。
私も一時そう思ったし、世界的観点から、“外国人の目”から見ればなおさらそう思えるんだろう。でも、すでに失い、しかも毎日失いつつある“日本人の目”からすれば、重点は失われたものに向かわざるをえなくなる。それは、どうあがいても取り戻せない。すでにこの世を去った肉親たちのように。
毎日紹介しているニュースの中に、『震災関連死3000人超に 長引く避難、福島では直接死上回る』という題名の産経ニュースの記事があった。
・・・こちらで→http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140304/dst14030408110002-n1.htm 
これを読んだブログ読者の方から大変参考になる意見をいただいた。それをここで紹介するわけにはいかないのだけど、大変考えさせられた。

産経ニュースの記事にあるように、自治体によって震災関連死が認定されると、生計を支えていた人には500万円、それ以外には250万円の災害弔慰金が遺族に支払われる。そんなはした金がなんになる。“逝きし世”ではどうだったろうか。日本人はどうやって支え合ってきたんだろうか。けっして人の命を金で勘定するようなことはなかったろう。くれるって言う金はもらって当然だけど、もらう方だってそれで変わる。いったいどう変わる?

一族や地域の絆を断ち切って、家族の絆も希薄であれば希薄であるほどすばらしいって東大の民法の先生方が今の日本をつくってきたんでしょ。大したもんだよ蛙のションベン、見上げたもんだよ屋根屋のふんどし。ションベンで顔を洗って出直してもらいてえな。

ずいぶんと本筋から離れてしまいました。呉善花氏が、現代日本のどこに「夢のような国」の姿が見られるのか教えてくれる。しっかり見つめ直して、これ以上東大の先生方に奪い取られていいもんだかどうだか、もう一度考えてみようかな。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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