めんどくせぇことばかり 『常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 上』 倉山満
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『常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 上』 倉山満

受験は世界史だったなぁ。子供の頃からの歴史好きで、小学生の頃からいろいろ読んだ。みんな、学校の図書室で借りた本。世界史系のものもあるにはあったけど、どうしても日本の歴史に関するもののほうが多かった。中学の時には市立図書館で借りて読んだ。『太平記』が大好きだった。何故か高校に入ってからは世界史一辺倒。日本史は・・・、つまらなかった。

坂上田村麻呂、義経、信長、秀吉なんて時代は大好きなのに、明治以降にまったく関心が持てなかった。 日本史の授業中は本を読んでたし、特に明治以降が試験範囲になっても勉強なんかまったくやらなかった。当日の朝、日本史受験のやつにポイントだけ教えてもらって済ませた。


『常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 上』 倉山満『常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 上』 倉山満
(2013/12/30)
倉山 満

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「アカ」でさえない「バカ」なカリスマ教科書
  • 教科書の編集者が最も嫌がることはなにか。それは、文句をつけられること
  • 「二十年前の通説を書く」というのも、基本的には「文句をつけられたくない」という学者の心理による
  • 「イデオロギーなどどうでもいい」というのが教科書編者の本音
  • 山川日本史は、それだけを読んで高校生が日本の歴史(特に近現代史)を理解できるようなものではない
  • 日本史の場合は海外にライバルがいないので、日本の研究者が自分で正解を考えなければいけない。入試問題を作っている大学教授自身が間違っている場合さえある。
  • まともに「日本史概説」が教えられている大学さえない、というのが日本史学会の現状
  • 言葉の定義をしないで議論をするというのは戦後歴史学の悪い風潮
  • 世界史の視点を欠いた日本史教育のために、日本人の教養は江戸時代以上の鎖国状態
  • マルクス主義の気分だけが残っている山川日本史には明確なイデオロギーはない
  • アカでさえないバカ。そのバカが作っている教科書が山川日本史
この本の中にも書かれていることだけど、紹介しちゃってもいいよね、表紙に書いてあるんだから。
はじめに  山川教科書がダメな理由
序章  イデオロギー以前の教科書問題
第1章  明治維新を分からなくさせている二つのタブー
第2章  日本近代史上最大のタブーは大日本帝国憲法
第3章  外交の成功がなぜか語られない日清・日露戦争
第4章  外国の悪口は書かないからわかりにくい第一次世界大戦とワシントン体制
終章  「アカ」でさえない「バカ」が日本の歴史教育をダメにした

つまらないのは当たり前。だけどそれだけじゃすまされない。私のような“歴史好き”を“歴史嫌い”に替えてくれたんだからね。まったく私が「日本史」を取り戻すことができたのはいつ頃だったろう。十年くらい失ってたんじゃないかな。司馬遼太郎さんあたりのお陰かもしれないな。

著者は終章で、「結局、歴史というのは民族の結束のために必要な政治の道具であり、支配の道具であり、そして外交の武器である」と書いているが、まさしくそのとおりだ。“マルクス”だろうが、“自虐”だろうが、“自尊”だろうが、教科書には書く者の意志が反映される。それが、“文句をつけられないように”とか、何より大切にしているのが“圧倒的なシェアを占有する教科書の利権を確保する”なんてね。犯罪に近いね。

    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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