「不都合な真実」の不都合(覚書) 『TPPとワンワールド支配者』 飛鳥昭雄
このドキュメンタリー映画『不都合な真実』に出演したアル・ゴア。 キリマンジャロの雪が消え、パタゴニアの氷河が後退し、ツバルが水没し、北極が解けて白クマが死に絶えると訴えた。原因は長い間に排出された二酸化炭素にあり、それが蓄積されて地球の環境バランスが崩れたと。 | ![]() |
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ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴアにとって、“不都合”なうわさが流れた。エコの伝道者アル・ゴアは、私生活においてとんでもなく大量の二酸化炭素をまき散らかしていると。事実だった。
ゴアは1年間にアメリカの平均世帯が使用する電力の20倍以上の22万1000キロワットを消費し続け、毎月の電気代は平均1359ドル(約13万2000円)に達することが判明した。実生活を暴露されたゴアは、すぐに自宅の改装を開始し、太陽パネル完備の屋根と地熱利用のプールをつくり、雨水利用システムを取り入れ、電球まで消費電力の少ない蛍光灯電球に入れ替えた。 |
その改装のためにはどれくらいの二酸化炭素が排出されたのか。そんなことに彼の関心はない。なんせアル・ゴアは、ウランとプルトニウムを精錬し、核弾頭の原料を製造するアライド・ケミカル社のオーナー。そして、二酸化炭素の排出権を金融商品として扱う投機ファンド会社ェネレーション・インベストメント・マネジメントのオーナー。シカゴ気候取引所の大株主でもある。
『不都合な真実』は原子力発電のセールスキャンペーンとして制作され、ついでに排出権取引にも網を張って二重に設ける周到さ。日本が一方的にむしりとられても、損をしているのが日本ならだれも文句を言う筋合いはない。
ただし“温暖化”の濡れ衣を二酸化炭素排出にだけ押しついけて、本物の気候変動に盲目になるならば、しわ寄せは世界におよぶ。
ちなみに本書に“エコの常識の嘘・・・非科学的説明が世間に流布されている❢”に挙げられている“嘘”を紹介しておきます。
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学校の先生ってまじめだから、この地球温暖化論議にあたふたしちゃって、『不都合な真実』を子供たちに見せたりしていた。もう、今はいないだろうな。もしかしていたリして・・・。子供に教えることくらい、自分でしっかり勉強してからにしろよな。
そう言えば、昨年夏にちょっと参加した研修で訪れた大学の環境問題に携わる先生。今進められている温暖化論議に対して疑義を申し立てる立場の人たちのことに触れて、「自分の本を売る目的の“為にする議論”でしかありません」って言い捨ててたな。困ったな、まったく。


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