『古事記』 みのお ひなせ
『古事記』・・・でもマンガです。マンガでもいい。内容は問わない。まずは知ること。だって、本当に知らないんだもん、若い人たち。日本人が、こんなにも豊かな神話を持っていること。
この本は、たったの200ページ足らずの本。その中に10のお話。
中にはたったの5ページでやっつけられているお話もあり、構成にも疑問を感じる点はある。絵は、線が細く重厚感にかけるけど、好みがあると思うので別とする。だけど、描かれた神々の個性が軽々しく感じられるのは好ましくは感じられない。
5ページでやっつけられているのは『国譲り』。続く『天孫降臨』は6ページ、さらに続いて『海幸・山幸』が9ページ。なんでなんだろう。とても大事なところなのに。神が降臨して、その子孫たちが地上界と海を従え、続く『八咫烏』の章でヤマトに入って神武天皇となる。むしろ、『国譲り』から『八咫烏』に至る章を面白く読ませることに、構成上の中核をおいて欲しかった。
でも、・・・“でも” です。それでも、どんな形であれ、日本の神話が多くの人々の知るところとなることが、何より優先です。本来は、親から子へ寝物語に語られるのがいい。絵本の形態がいい。その時期が過ぎたなら、むしろマンガがいい。お手軽でいい。・・・、そういう意味では、この本もいい。







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この本は、たったの200ページ足らずの本。その中に10のお話。
天地創造・・・・・・・・・P.8 天の岩戸・・・・・・・・・P.33 八岐大蛇・・・・・・・・・P.54 因幡の白兎・・・・・・・P.69 国譲り ・・・・・・・・・・・P.98 天孫降臨・・・・・・・・・P.104 海幸彦・山幸彦・・・・P.110 八咫烏・・・・・・・・・・・P.120 白い鳥・・・・・・・・・・・P.137 天皇の時代・・・・・・・P.166 |
5ページでやっつけられているのは『国譲り』。続く『天孫降臨』は6ページ、さらに続いて『海幸・山幸』が9ページ。なんでなんだろう。とても大事なところなのに。神が降臨して、その子孫たちが地上界と海を従え、続く『八咫烏』の章でヤマトに入って神武天皇となる。むしろ、『国譲り』から『八咫烏』に至る章を面白く読ませることに、構成上の中核をおいて欲しかった。
でも、・・・“でも” です。それでも、どんな形であれ、日本の神話が多くの人々の知るところとなることが、何より優先です。本来は、親から子へ寝物語に語られるのがいい。絵本の形態がいい。その時期が過ぎたなら、むしろマンガがいい。お手軽でいい。・・・、そういう意味では、この本もいい。
そういえば、これ2010年の本なんだけど、さっき調べたら2013年に学研パブリッシングからkindle版が出てる。絵がおんなじだから、きっとおんなじ内容でしょう? kindle版ってなんのことか知らなかったんだけど、電子書籍だそうです。ハハハ、だれでも知ってるか? |


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