日本の外交方針(覚書)『保守の心得』 倉山満
本書、第四章『「外交」とリアリズム』の中で、著者は日本外交のあるべき方針を示している。実際の政治を見るときの指針になりそう。ごくごく当たり前のことだと思うけどね。
たしかにそれが現状。この中でアメリカとどう関わるか、ソ連とどう関わるか、支那とどう関わるか、北朝鮮とどう関わるか、それを考えていかなければならない。あっ、・・・韓国ともね。
それにしても、暗澹たる気分になるな。
うまい表現だな。・・・プーチンとメドベージェフのことさ。
でも、プーチンもウクライナではずいぶんと無理をしてる。支那も6月4日を前にして、何だかバタバタしてるし、こういう状況は場合によっては天恵となるかもしれない。・・・ああっ❢ こんな時こその外務省が・・・❢
とりあえずは北朝鮮だよね。著者も言ってるけど、「拉致をいかに認識し、被害者を取り返す方法を本気で考えられるか否か」・・・本当にその通り。
どうすれば、北朝鮮から拉致被害者を取り戻せるか。国連を通して、“許しがたい犯罪行為”だの、“人権侵害”だのと非難したところで、相手は体制維持に必死な北朝鮮。建国以来、戦時体制をしく先軍政治。そこへ平時の目を向けて“不可解な国”と言ってみたところでなんにも変わらない。拉致は非常な行為で、日本は北朝鮮によって非常な事態にさらされた。さらされ続けている。
北朝鮮が最も恐れることをやって、体制を揺さぶってやればいい。日本を本気で怒らせたことを、彼らが後悔するだけの力を日本が持てばいい。そのために必要なことならなんでもやればいい。非常事態なんだから。
支那、ロシア、アメリカを北朝鮮と同列に考えるわけにはいかないけど、ここんところ、だいぶ世界が動いている。転び方によっては、おもしろい事態もあるかもしれない。虎視眈々と、それにつけ込める日本にならないとね。・・・ちょっと、期待を持ち過ぎか・・・。






一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
戦後の日本は残念ながら、アメリカの持ち物です。そこへ昔はソ連が、今は中国がちょっかいを出し、北朝鮮に至っては、日本人を拉致して返そうとしません。 |
それにしても、暗澹たる気分になるな。
![]() | 『保守の心得』 倉山満 (2014/03/01) 倉山 満 商品詳細を見る 日本はすでに滅んでいる |
現実的には明日からアメリカとケンカをするわけにはいきません。溜飲を下げるために韓国を小突いたところで、北朝鮮が喜ぶだけでしょう。この両国と争っても意味がありません。当面、最大の敵は拉致被害者を帰さない北朝鮮であり、その後ろには中国がいます。中朝両国は敵です。 プーチンが親日でメドベージェフが反日という態度をとって・・・、ちょうどヤクザの子分がケンカを売り、親分が「まあまあ」となだめるような役割を演じているのです。この一事をとっても、「プーチンと北方領土交渉をまとめよう」などという外交が正気の沙汰ではないことが分かります。 |
うまい表現だな。・・・プーチンとメドベージェフのことさ。
でも、プーチンもウクライナではずいぶんと無理をしてる。支那も6月4日を前にして、何だかバタバタしてるし、こういう状況は場合によっては天恵となるかもしれない。・・・ああっ❢ こんな時こその外務省が・・・❢
とりあえずは北朝鮮だよね。著者も言ってるけど、「拉致をいかに認識し、被害者を取り返す方法を本気で考えられるか否か」・・・本当にその通り。
どうすれば、北朝鮮から拉致被害者を取り戻せるか。国連を通して、“許しがたい犯罪行為”だの、“人権侵害”だのと非難したところで、相手は体制維持に必死な北朝鮮。建国以来、戦時体制をしく先軍政治。そこへ平時の目を向けて“不可解な国”と言ってみたところでなんにも変わらない。拉致は非常な行為で、日本は北朝鮮によって非常な事態にさらされた。さらされ続けている。
北朝鮮が最も恐れることをやって、体制を揺さぶってやればいい。日本を本気で怒らせたことを、彼らが後悔するだけの力を日本が持てばいい。そのために必要なことならなんでもやればいい。非常事態なんだから。
支那、ロシア、アメリカを北朝鮮と同列に考えるわけにはいかないけど、ここんところ、だいぶ世界が動いている。転び方によっては、おもしろい事態もあるかもしれない。虎視眈々と、それにつけ込める日本にならないとね。・・・ちょっと、期待を持ち過ぎか・・・。


- 関連記事
-
- 『みみずくの夜メール』 五木寛之 (2014/05/23)
- 『昭和天皇 第七部 独立回復(完結篇)』 福田和也 (2014/05/22)
- 日本の外交方針(覚書)『保守の心得』 倉山満 (2014/05/15)
- 『日の丸 日本を知るための50景』 (2014/05/14)
- 『保守の心得』 倉山満 (2014/05/13)