『保守の心得』 倉山満
“国家の存亡をかけた戦争”という認識はあったわけだ、アメリカとの戦争は。その戦争に負けたんだから、こういう事態も当然想定されていたはず。ん?こういう事態?・・・もちろん、日本が“滅亡”するってこと。私はそんなに賢くはないけど、あの敗戦で、それまでの日本が滅ぼされたことくらいは、分かる。馬鹿じゃないんだから。
一~八は、著者が本書で紹介している“滅亡”の定義。「日本は今、ニュートラルの段階から、国内代理戦争の段階に進んだ」って、著者は言うんだけど、・・・たしかに・・・。
安部首相が財務省の押し切られて増税に同意してしまったことを強く嘆く著者だけど、どうだろう。この本の発行が2014年3月1日。4月1日から1ヶ月半。アベノミクスにはまだまだ期待できそうなんだけど。
各章、各項目ごとに、非常に多くの知見を受けることができた。著者の今までの本の中でも一番かな。
それにしても“保守”っていうのは茨の道だよね。著者の言葉にもあるけど、“保守”と“復古”をおんなじように誤解している人が多い。“復古”は石頭だろうけど、石頭じゃ“保守”はやっていけない。
いつも自分の国にとって、・・・日本人にとって、今、何が必要か、どうするべきかを、父祖の積み重ねに学ぼうと、古今東西あらゆる知見を追い求める努力を怠ってはならない。そんな生き方こそ保守。・・・私はいつも、そう思ってるんだけど、・・・よく間違える。本読んだり、人の意見にふれて、考えを改めることも再々。こんなこと言うと、「なんだ、保守ってのは骨のないタコみたいなもんか」と思われるかな。それだってほら、・・・道理っていうものはちゃんとあるんだからさ。






一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
一、民族殲滅・・・タスマニア ニ、国家灰燼・・・カルタゴ、満州 三、民族奴隷化・・・チベット 四、国家解体・・・ユーゴスラビア 五、衛星国化・・・冷戦期東欧諸国 六、内戦直前状態・・・ワイマール共和国、フランコ登場期のスペイン 七、国内代理戦争・・・ナポレオン戦争期のスウェーデン 八、ニュートラル・・・三島由紀夫の定義した日本 |
![]() | 『保守の心得』 倉山満 (2014/03/01) 倉山 満 商品詳細を見る 日本はすでに滅んでいる |
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安部首相が財務省の押し切られて増税に同意してしまったことを強く嘆く著者だけど、どうだろう。この本の発行が2014年3月1日。4月1日から1ヶ月半。アベノミクスにはまだまだ期待できそうなんだけど。
各章、各項目ごとに、非常に多くの知見を受けることができた。著者の今までの本の中でも一番かな。
それにしても“保守”っていうのは茨の道だよね。著者の言葉にもあるけど、“保守”と“復古”をおんなじように誤解している人が多い。“復古”は石頭だろうけど、石頭じゃ“保守”はやっていけない。
いつも自分の国にとって、・・・日本人にとって、今、何が必要か、どうするべきかを、父祖の積み重ねに学ぼうと、古今東西あらゆる知見を追い求める努力を怠ってはならない。そんな生き方こそ保守。・・・私はいつも、そう思ってるんだけど、・・・よく間違える。本読んだり、人の意見にふれて、考えを改めることも再々。こんなこと言うと、「なんだ、保守ってのは骨のないタコみたいなもんか」と思われるかな。それだってほら、・・・道理っていうものはちゃんとあるんだからさ。


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