『ギリシア・ローマ神話の世界』 (洋泉社MOOK)
昨日(5/17)、府中競馬場で一日大声を出しまくった。今日は声が出ない。私はしゃべるのが商売。ただでさえだみ声の私。明日の仕事はどうだろう。
若い連中にギリシャ神話を話してやると、目をキラキラさせてよく聞く。でも、プシュケの話をする時、ダナエの話をする時、ダフネ―の話をする時、自分のだみ声が嫌になる。
そんなこと、ここではなんにも関係ないって・・・。んんん・・・、私はそうは思わない。作者の横山光輝さんがなぜ“バッカス”という名を悪役ロボットに使ったかは知らないけど、その名前には、善かれ悪しかれ、それにふさわしいイメージがあったってことだと思う。そして、ここでもギリシャ神話ってこと。つくづくギリシャ神話は、イメージの宝庫だな。
中学三年の頃かなぁ。ラジオドラマってのがあったんだ。TBSだったな、たしか。中でも印象に残っているのが『明日は帰ろうオデッセイ』。土曜日の深夜、布団の中で聞いた。イヤホンすら知らなかった私は、布団の中で聞くしかなかった。
なにしろお色気満載。・・・もちろん当時の私にとってね。
故郷イタケを目指して航海するオデッセイ。それを待つ貞淑な妻ペネロペ。ところが毎回、ペネロペの貞操が危機に見舞われる。「どうなるペネロペ、この続きはまた来週」と、ナレーター小島一慶の絶叫で番組が終わる。
中学生の私は、女性の股間には、“貞操”という得体の知らない、何だかすごいものがついているらしい、と思っていた。
この手の本だから、もちろん写真満載。人に聞かせられる程度にまとめられたお話のバランスも、割といい。面白かったよ。それにしてもこの競馬の絶叫で出なくなった声、明日は何とかなってるかな。







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若い連中にギリシャ神話を話してやると、目をキラキラさせてよく聞く。でも、プシュケの話をする時、ダナエの話をする時、ダフネ―の話をする時、自分のだみ声が嫌になる。
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ギリシャ神話に登場する神々。一番初めに知った名前は、“バッカス”、ギリシャ名は“ディオニュソス”。ゼウスでも、アフロディーテでもない、バッカス。もちろん、それがギリシャ名で“ディオニュソス”という豊穣の神、酒、ぶどう、演劇の神であることなんか関係なく、鉄人28号最大のライバルとしての“バッカス”。とにかく、子供の頃の私にとって、恐ろしすぎる敵だった。 | ![]() |
巻頭グラビア 神話の世界を旅する ギリシャ/ローマ神話が生まれた地域 古代ギリシャ周辺MAP ティタン族とオリュンポス十二神の系譜 神々や英雄の「ギリシャ・ローマ・英語名」対照表
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なにしろお色気満載。・・・もちろん当時の私にとってね。
故郷イタケを目指して航海するオデッセイ。それを待つ貞淑な妻ペネロペ。ところが毎回、ペネロペの貞操が危機に見舞われる。「どうなるペネロペ、この続きはまた来週」と、ナレーター小島一慶の絶叫で番組が終わる。
中学生の私は、女性の股間には、“貞操”という得体の知らない、何だかすごいものがついているらしい、と思っていた。
この手の本だから、もちろん写真満載。人に聞かせられる程度にまとめられたお話のバランスも、割といい。面白かったよ。それにしてもこの競馬の絶叫で出なくなった声、明日は何とかなってるかな。


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