めんどくせぇことばかり 話題の教科書 『高校日本史B』 実教出版
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話題の教科書 『高校日本史B』 実教出版

憲法問題の動向と世界

2001年9月、ニューヨークで航空機による自爆テロがおこると、アメリカはアフガニスタンへの武力攻撃をおこなった。新ガイドラインによってアメリカから共同の軍事行動を求められた日本は、自衛隊の海外派遣を地域を限定せずに認めるテロ対策特別措置法を成立させた。

2003年3月、アメリカ、イギリス両国軍は、国連の承認がないままイラク戦争を開始した。5月にはアメリカは武力攻撃終結宣言を出したが事実上の戦闘状態は続いた。これに対して日本は、武力攻撃事態法など有事三法、イラク復興支援特別措置法を成立させ、翌年2月にはイラクに自衛隊が派遣された。2004年12月に出された新防衛大綱では、日米一体化のもとでの海外派遣を自衛隊の本来任務にする方針が出された。2006年には、日米で在日米軍再編の合意もなされ、日米同盟の強化がはかられた。自衛隊の海外派遣が焦点になると、憲法改正がさけられないとの主張も強まり、2006年9月に成立した安倍晋三内閣は、12月に改正教育基本法を成立させ、翌年5月には憲法改正手続きを定めた国民投票法を成立させた。また、2002年に小泉首相が北朝鮮を訪問し金正日国防委員長(総書記)と会談して日朝平壌宣言で国交正常化をうたった。しかし、その後の安倍内閣は、拉致問題などで北朝鮮に圧力を強める政策をおこなった。一方、憲法9条をかえ、国家への誇りと忠誠心を強調する風潮には批判の動きも多く、大江健三郎などのよびかけでつくられた憲法「九条の会」なども草の根でひろがった。また、小泉・安倍政権と続いた靖国神社参拝や慰安婦問題、日本の侵略加害の事実を記述する教科書を「自虐的」と非難する立場の人々が執筆する教科書があらわれたことなどに対して、アジア諸国で戦争に対する反省がないという批判がおこった。

読んでて腹がたった?それはごめんなさい。さて問題です。このとってもユニークな文章、いったい何の記述だと思う?

チッチッチッチッチッチッチ、・・・正解は『高校日本史B』という、高校の日本史の教科書の記述。出版社は実教出版。その、第5編「現代」、第11章「現代の世界と日本」、5「日本はどこへ向かうのかー21世紀の日本社会」の中の記述。  
この教科書、あんまりユニークすぎて、東京、神奈川、大阪、埼玉、兵庫では議会で問題視され、各教育委員会から採択校に注文がついた。そりゃ、そうだろう。よく、この教科書を採択した高校があったもんだ。笑えるし・・・、そういう意味では使えるけど。 高校日本史
「ニューヨークで航空機による自爆テロがおこると、アメリカはアフガニスタンへの武力攻撃をおこなった。」っていうのは、いったいなんだろう。次の中から同じ意味の故事を探しなさい。・・・正解は、「風が吹けば桶屋が儲かる」です。・・・それじゃ、国語だ。


 
倉山満さんが、『常識から疑え山川日本史』の中で、ひどい言い方してた。「“アカ”ですらない“バカ”」だって。ひどいね。・・・でも、その通り。

しかも、山川よりはるかにひどい。
  「イラク戦争」にしても、「イラク復興支援特別措置法」にしても、ただ唐突に述べられているだけで意味をなしてない。感じられるのは、執筆者の自己顕示欲だけっていう内容。

「2002年に小泉首相が北朝鮮を訪問し金正日国防委員長(総書記)と会談して日朝平壌宣言で国交正常化をうたった。しかし、その後の安倍内閣は、拉致問題などで北朝鮮に圧力を強める政策をおこなった。」だって。前の文章と後ろの文章を“しかし”でつないでいるけど、本当は“にもかかわらず”でつないで、意味をはっきりさせたかったんだろうなぁ。安倍内閣に責任を押しつけるような書き方だけど、あの時はそれが国民感情だった。執筆者は“国民”なんて意識を持ってないんだろうな。そういう人に“国史”を書かせるべきじゃないな。

「日本の侵略加害の事実を記述する教科書を「自虐的」と非難する立場の人々が執筆する教科書があらわれたことなどに対して、アジア諸国で戦争に対する反省がないという批判がおこった。」なんて、嘘まで書いている。「アジア諸国」じゃなくて、「韓国と支那」でしょ。

たった1ページ分の記述でこのおもしろさ。その内また紹介することにするけど、・・・どんな人が書いてるんだろう。・・・あんな人や、こんな人、・・・あっ、埼玉や千葉の高校の先生も書いている。埼玉では8校がこの教科書を採択したそうだ。笑いたかったんだろうか、それとも執筆者の伝手か。

実際にこの教科書を読んでみたい方は、こちらを参照してね。
全国教科書供給協会 http://www.text-kyoukyuu.or.jp/


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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