めんどくせぇことばかり ペルーから来た少年(覚書)『日本人が驚く中南米33カ国のお国柄』 造事務所編
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ペルーから来た少年(覚書)『日本人が驚く中南米33カ国のお国柄』 造事務所編

日本で働く父親を頼ってペルーからやってきたその少年と知り合ったのはほんの偶然で、当時、定時制高校に入学した少年は十七歳だった。日本語は片言、聞く方もゆっくり喋ってやればなんとか通じる。

少年とは、ほとんど毎日会った。家族のこと、勉強のこと、仕事のこと、友人のこと、女のこと、いろいろなことを聞いた。そんな生活が三年ほど続いた時期があった。
ペルー

『日本人が驚く中南米33カ国のお国柄』 造事務所編『日本人が驚く中南米33カ国のお国柄』 造事務所編
(2014/06/04)
造事務所 編著

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スペイン系白人の子孫や白人と先住民の混血(メスティーソ)、アジア系などの移民が入り交じっている。気質は情熱の国スペイン人の気質を引き継ぎ、フランクで遠慮なくものを言う傾向が強い。特に白人系の人は、はっきりした性格の人が多く、日本人のように遠慮がちな人はあまり好かれないようだ。
私の知り合ったその彼はメスティーソ。顔の作りにはスペイン人を色濃く感じさせられるが、恥じらいがちなその気質は日系の血が入ったか、それとも先住民族の血を濃く引いたのか。それとも恥じらいに見えたのは、ただたんなる言葉の壁に過ぎなかったか。

宗教の話も聞いた。家族は熱心なカトリックで、ペルーでは毎週教会に通ったという。日本に来てからは、あまり言ってないって・・・。

その彼と、しばらく会えなくなった。学校も休んでいるという。久しぶりにあって話をすると、付き合っている女が妊娠したという。表情は・・・、暗かった。またしばらく会えなくなった。

次に会った時、彼は朗らかだった。結婚するという。彼が元気になって嬉しかった。「良かったな。子どももできるんだから頑張らないとな」と激励すると、「子どもは出来ない」という。???

話を聞くと、結婚するのは妊娠させたのとは違う女で、ペルー人であるという。妊娠させた女には、厳しい仕事をして一気に稼いだ金を渡して中絶させたという。それで縁切りだって。

腹が立って、「お前、カトリックだろう。金だけ渡して“中絶しろ”はねぇだろう。いくらここが日本で教会の束縛がないとはいえ、神は見てるだろう」って言ってやったら・・・。なんて返したと思う?・・・私、驚きました。

「大丈夫、大丈夫。まったく問題ありません。だって、その娘、日本人だもん。カトリックじゃありません」

その程度のものであるとはいえ、この人達にキリスト教は必要。それすらなくなったら、彼らは人として生きられないんじゃないだろうか。
現在、日系ペルー人は十万人にも及ぶ。移住当初は現地住民との衝突もあったが、移民二世、三世はすっかりペルー社会に定着した。都市部には、中国系移民の持ち込んだ中華料理と並んで、寿司や天ぷらなどの日本料理の店も多く、日系人の広めたしょうゆも調味料としてよく使われている。

一九九〇年には日系二世のアルベルト・フジモリが、ペルーのみならず中南米で初めて、日系人の大統領になった。フジモリ大統領はインフレの改善やテロ対策で成果を上げたが、不正選挙の発覚により二〇〇一年に失脚する。
本書P56
フジモリフジモリが大統領に就任した頃のペルーは、いったいどうだったよ。センデロ・ルミノソ(・・・なんだかその名前自体が懐かしいけど・・・)が暴れまわってただろ。インフラはひどいし、正直、国家の体を成してなかったろう。フジモリなくして、今のペルーはなかったろう?




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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