めんどくせぇことばかり 『はじめて読む人のローマ史1200年』 本村凌二
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『はじめて読む人のローマ史1200年』 本村凌二

塩野七生さんの『ローマ人の物語』は読んだ。建国からカエサルくらいのところまでは、かなり前のめりになって読んだ。五賢帝くらいまでは真剣に読んだ。以降は、とりあえず読んだ。ごめんなさい。

「キリスト教の勝利」っていうのは、もうだいぶ終わりの方で書かれていたと思うんだけど、“とりあえず読んだ”時期だったんで、あんまり印象に残ってない。読み直さなきゃなぁ・・・。
“読み直さなきゃ”って思ったとしてもね、なにしろ、後に出た文庫にして全四十三巻よ。“部分的に・・・”って思ったとしても、なかなかね、手が出ない。
『はじめて読む人のローマ史1200年』 本村凌二『はじめて読む人のローマ史1200年』 本村凌二
(2014/06/02)
本村 凌二

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ローマの歴史 ―起・承・転・結―



「ローマの歴史の中には、人類の経験すべてが詰まっている」というのは丸山眞男さんの言葉だそうだけど、たしかに・・・。“じゃあ、誰が書いた本を読んで見ましょうか”ってところで、早速つまづく。ローマは大きすぎるんだよ。・・・そう考えたとき、この本はいいよ。
ローマ史を読み解くキーワード
  • S・P・Q・R
  • ローマ法
  • 父祖の遺風
  • パトロヌスとクリエンテス
  • 多神教と一神教
ー建国から、カルタゴの滅亡まで(紀元前七五三~同一四六年)
(1)なぜ、ローマ人は共和制を選んだのか?
(2)なぜ、ローマ軍は強かったのか?

ー内乱の一世紀から、ネロ帝の自害まで(紀元前一四六~六八年)
(3)なぜ、ローマは大帝国になったのか?
(4)なぜ、ローマ市民以外に市民権を与えたのか?

ー五賢帝から、セウェルス朝の終焉まで(六八~二三五年)
(5)なぜ、皇帝はパンとサーカスを与えたのか?
(6)なぜ、キリスト教は弾圧されたのか?
ー軍人皇帝から、西ローマ帝国の滅亡まで(二三五~四七六年)
(7)なぜ、ローマは滅亡したのか?
書いたのは、早稲田大学国際教養学部特任教授で、東京大学名誉教授の本村凌二さんという方。『馬の世界史』という本で、JRA賞を取っている。結構な競馬好きのようだから、きっとまともな人だ。
“はじめて”の人が祥伝社から出されたこの本を読むっていうことはないんじゃないかと思うけど、さすがにはじめてじゃかなり厳しいとは思うけど、とても上手にまとめられた本だと思った。特に、『起・承・転・結』に入る前の『ローマ史を読み解くキーワード』。これは結構効いてる。的確。ローマ人をつかみやすいと思った。

最初の「S・P・Q・R」は、「Senatus Populusque Romanus(セナトゥス ポピュルスクェ ロマーヌス)」の略称で、直訳は「ローマの元老院と国民」で、古代ローマの国の主権者を意味する言葉だという。なかでも最初に書かれている元老院のあり方こそがローマを特徴づけるものであった。元老院階級は誇り高く、高潔な使命感と勇気を持ち、民衆はそんな元老院階級に尊敬の念を抱いていた。

「S・P・Q・R」に始まる『ローマ史を読み解くキーワード』。その後の『起・承・転・結』を読んでいく上でも、とても参考になる。

さて、私の興味は、《なぜ、キリスト教は勝ち残るのか?》と、《ローマが存続する道はなかったのか?》ということ。まあ、そんな命題は、端からそんな命題はないんだからしょうがないんだけど、(6)なぜ、キリスト教は弾圧されたのか?、(7)なぜ、ローマは滅亡したのか?の部分では、結局、著者は結論らしい結論を出してない。ちょっと残念。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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