めんどくせぇことばかり 革命家イエス(覚書)『イエス・キリストは実在したのか?』 レザー・アスラン
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革命家イエス(覚書)『イエス・キリストは実在したのか?』 レザー・アスラン

 貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。
 柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。
 義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。
 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。
 心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。
 平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。
 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
「山上の垂訓」(マタイ5-3~10)より

たしかになぁ。こりゃ、革命だなぁ。たとえばこの「山上の垂訓」は、“屈従と外国支配からの差し迫った解放の約束”というふうに、本書の著者は捉えているわけだ。

そんな立場からすれば、イエスが言う「神の国」とは、正義と公正に対して心のありようを変えることを要求される“国”であるにとどまらない。現在の政治、宗教、経済の体制に完全な方向転換を求められる“国”ということになる。

ということは・・・。


『イエス・キリストは実在したのか?』 レザー・アスラン『イエス・キリストは実在したのか?』 レザー・アスラン
(2014/07/10)
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実在したのは、救世主ではなく、革命家だった❢



ということは・・・、政治、宗教、経済の体制の完全な方向転換により、貧しい者は満たされ、悲しむものは慰められ、柔和なものはその土地に迎えられ、義に渇く者は潤され、憐れみ深いものは哀れみを受け、清い者は神を実感できるようになる。

これって、上と下がひっくり返るということ。上と下がひっくり返るような体制の変革のことを“革命”と呼ぶよね。『あとの者は先になり、先の者はあとになる(マタイ20-16)』ってのは、“革命”ってことだよね。
飛んでいる人たちは災いだ。慰めを受けてしまっているからだ。
満腹している人たちは災いだ。飢えるようになるからだ。
笑ってる人たちは災いだ。悲しみ泣くようになるからだ。
「山上の垂訓」(ルカ6-24~25)
山上の垂訓
権力者は無力な者たちに取って代わられる。どうやって?それは、“平和を作る者”によって。やがて、“神の子供”と呼ばれる者たちによって、その地位から引きずり降ろされる。もちろん、暴力的に・・・。これは、“革命”だから。

『神の国は近づいた』、『神の国』はまもなく地上に樹立される。しかし、そのためには現存する秩序は破壊されなければならない。現存する指導者たちが一掃されなければ、神の支配は樹立されない。


 

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こんな本、あんな本
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。

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中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。

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高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。

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今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
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