めんどくせぇことばかり 『名著で読む日本史』 渡部昇一
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『名著で読む日本史』 渡部昇一

『名著で読む世界史』に続く日本史編。渡部昇一さんも世間に合わせて、その題名を『名著で読む日本史』としているけど、本来は“国史”という言葉を使うべきところ。でも、今の日本人にはその認識はない。“世界の人々の歴史”に対するなら“我が国の人々の歴史”でしょ。それを日本史と読んでしまえば、イギリス史・フランス史・支那史に並ぶ世界史の中の一項目に落ちてしまう。
本来は世界史編と日本史編は、本来横並びで比べられるものではなくまったく異質なもの。なにしろそれは、本来は“国史”なんだからね。
名著で読む日本史名著で読む日本史
(2014/06/28)
渡部 昇一

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この「虹」が“私たち”の歴史



序にかえて ー 歴史とは何か、国史とはなにか
第一章  古代
1 『古事記』・・・日本神話と日本人
2 『日本書紀』・・・古代日本人の歴史の実像
3 『栄華物語』・・・昔も今も歴史はスキャンダラス!?
4 『平家物語』・・・歴史のドラマと日本人的無常感
第二章  中世
5 北畠親房『神皇正統記』・・・南朝正統を主張する書に何を読み取れるか
6 『太平記』・・・中世の日本を知るために必読の軍記物語
7 岡谷繁実『名将言行録』・・・戦国・江戸期に活躍した武将たちの生き方
8 原勝郎『日本中世史』・・・目からうろこの連続の歴史絵巻
第三章  近世
9 山鹿素行『中朝事実』・・・尊王思想はこの本を読むと理解できる
10 徳川光圀『大日本史』・・・世界に誇る全三九七巻の歴史書に書かれていること
11 頼山陽『日本外史』・・・歴史書“空前のベストセラー”誕生の背景
第四章  近現代
12 伊藤正徳『軍閥興亡史』・・・日本はなぜ第二次世界大戦を戦ったのか
13 徳富蘇峰『近世日本国民史』・・・今、注目したい国民史・全百巻
14 辻善之助『日本文化史』・・・日本文化の核心とはなにか
15 R・F・ジョンストン『紫禁城の黄昏』・・・封印されてきた満州国の歴史の真実
16 『東條英機宣誓供述書』・・・東京裁判史観の呪縛をとく
付録  渡部昇一『裸の総理たち32人の正体』・・・「後世の日本」という視点で見る功罪

もしも、この記事を読んだあとに、この本を手にする人がいるなら、冒頭の《序にかえてー歴史とは何か、国史とはなにか》は、必ず先に読んだほうがいい。まあ、私みたいなひねくれ者でなければ誰でもそうするかもしれない。私は、この部分の“国史”という言葉を見なければ、読まずに第一章に入ったかもしれない。

この部分を読んでおかないと、なぜ著者がこれらの本を日本の名著として選抜したかが見えなくなってしまう。
雨上がりの空には無数の水滴があります。水滴はただもやもやしているだけですが、ある一定の距離、一定の方向から眺めると「虹」が見えるのです。その同じ「虹」を見ている人たちは、共通の歴史認識を持っている人たちであって、この「虹」はその人達の国史になるのである。
本書 P4
これらの本は、「日本人に“虹”を見せてくれた本、これからも“虹”になってくれるであろう本」なんだってさ。
 
『古事記』、『日本書紀』、『平家物語』、『神皇正統記』、『太平記』、『名将言行録』、『日本外史』、『紫禁城の黄昏』、『東條英機宣誓供述書』、『裸の総理たち32人の正体』は、これまでに何らかの形で読んだ。『神皇正統記』みたいに“読み”が足りないものもあるけど・・・。

とりあえずこの本を読んでみて、「なんとしても読まなきゃ」って思わされたのは、原勝郎『日本中世史』、伊藤正徳『軍閥興亡史』、徳富蘇峰『近世日本国民史』だな。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































































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