『美の起源、古代ギリシャ・ローマ』
ギリシャ神話は、躍動した古代ギリシャ人たちの文化の集大成だったろう。そこには彼らの知る限りの世界が、すべて織り込まれていたはずだ。エーゲ海はもちろん、地中海、オリエント、さらにはインド・ヨーロッパ語族の世界観も含めて、彼らの関わったすべてがその中に語られていたのだろう。
ペンブックスの出す本は、私は写真を見るために買うけど、結構読みでもあるんだよね。この本も、そんな典型的な本。その芸術の背景にある古代ギリシャやローマの社会も紹介されていて、これらを生み出す躍動感みたいなものも感じられる。 その中に「対比で理解する、古代ギリシャと古代ローマ」という項目があって、ここ結構面白かった。“宗教”、“政治”、“経済”、“哲学”、“生活”、“エンターテインメント”、“建築”っていった小項目ごとに、ギリシャとローマを比較していくっていうやり方で、やっぱり両者の間にはアレクサンダーの時代が横たわるんだな。
上の写真はもちろん『サモトラケのニケ』、舞い降りた勝利の女神。表紙の『ミロのヴィーナス』よりこっちのほうが好きなんだけどな。“好き”っていうのは、男の目から見た場合も含めてね。この本の中ではヴィーナスの方を取り上げてたけどね。どうも強そうな女を選んでしまう。
最後の『西洋美術の傑作で読み解く、ギリシャ神話の世界』の部分では、神話を題材にした後の西洋美術の有名ドコロの作品もたくさん紹介されていて面白かった。ボッティチェッリの『春』とかさ。
そういえばこの間、二八歳のお兄さんから質問されたんだけど、NHKの『軍師官兵衛』とかで、神様のことを「デウス」って言ってるけど、あれって「ゼウス」とどんな関係があるのかって。・・・なんかで読んだ気がするんだけど、「デウス」はラテン語で神のことだよね。インド・ヨーロッパ語族の“天空の神”が元にあるんじゃなかったっけ。だから、インドにも、ギリシャにも、インド・ヨーロッパ語族が進出した他の地域にも、それに類する言葉があったような・・・。
ごめん、暖かな日曜日、・・・気がするだけで、しっかり調べて書こうって気になれない。






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![]() | 『美の起源、古代ギリシャ・ローマ』 (2014/07/31) ペン編集部 商品詳細を見る ギリシャ・ローマを知ることは「西洋」の核に触れるに等しい |
ペンブックスの出す本は、私は写真を見るために買うけど、結構読みでもあるんだよね。この本も、そんな典型的な本。その芸術の背景にある古代ギリシャやローマの社会も紹介されていて、これらを生み出す躍動感みたいなものも感じられる。 その中に「対比で理解する、古代ギリシャと古代ローマ」という項目があって、ここ結構面白かった。“宗教”、“政治”、“経済”、“哲学”、“生活”、“エンターテインメント”、“建築”っていった小項目ごとに、ギリシャとローマを比較していくっていうやり方で、やっぱり両者の間にはアレクサンダーの時代が横たわるんだな。
上の写真はもちろん『サモトラケのニケ』、舞い降りた勝利の女神。表紙の『ミロのヴィーナス』よりこっちのほうが好きなんだけどな。“好き”っていうのは、男の目から見た場合も含めてね。この本の中ではヴィーナスの方を取り上げてたけどね。どうも強そうな女を選んでしまう。
最後の『西洋美術の傑作で読み解く、ギリシャ神話の世界』の部分では、神話を題材にした後の西洋美術の有名ドコロの作品もたくさん紹介されていて面白かった。ボッティチェッリの『春』とかさ。
そういえばこの間、二八歳のお兄さんから質問されたんだけど、NHKの『軍師官兵衛』とかで、神様のことを「デウス」って言ってるけど、あれって「ゼウス」とどんな関係があるのかって。・・・なんかで読んだ気がするんだけど、「デウス」はラテン語で神のことだよね。インド・ヨーロッパ語族の“天空の神”が元にあるんじゃなかったっけ。だから、インドにも、ギリシャにも、インド・ヨーロッパ語族が進出した他の地域にも、それに類する言葉があったような・・・。
ごめん、暖かな日曜日、・・・気がするだけで、しっかり調べて書こうって気になれない。


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