めんどくせぇことばかり 山崎豊子さん、一周忌に
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山崎豊子さん、一周忌に

産経ニュース  2014.9.28
山崎豊子さん一周忌、最後の全集刊行開始
九月、山崎豊子さんの一周期に合わせて、全集第一期二三巻に続く第二期の配本が始まった。十二月末に刊行予定の四巻には中途で遺作となってしまった『約束の海』と未発表部分の構想も収録されるという。

以下は過去記事、しかもほんのちょっと前の記事なんだけど、《九月で一周忌》ということなので、追悼の気持ちを込めて九月中に・・・。

山崎豊子まったく私は世間知らずの飲んだくれで、山崎豊子さんがなくなったことを知らなかった。こんな号外が出るような大ニュースなのに。なんて恥ずかしい奴なんだろう。

この本だって、「あっ、山崎さんの新しい本だ❢」なんて、ワクワクしながら読み始めてさ。ストーリー展開から、「この分なら、一冊じゃ終わらないな」なんて思いながらさ。

終わりに“第一部完結”って書いてあってさ。「次はいつ頃出るのかな」なんてさ。その後に“執筆にあたって”という著者自ら執筆動機を語ってあってさ。
そのあとに、秘書の方の文があって、《『約束の海』は著者・山崎豊子の逝去により、未完となりました。》だもんな。ああ、自分がバカなことが、悔しい。
『約束の海』 山崎豊子『約束の海』 山崎豊子
(2014/02/20)
山崎 豊子

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著者の遺作
主人公は二十八歳の海上自衛官。それも将来を嘱望される潜水艦乗り。彼の乗る潜水艦「くにしお」が東京湾で遊覧船との衝突事故を起こす。死者三十名。その辺は一九八八年の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」の衝突した事件がモデルになっている。「なだしおの乗組員は見ているだけだった」と、救助された女性が証言し、自衛隊へのバッシングが発生したことなども、この物語の中でも取り上げられている。

あの時の雰囲気、よく覚えている。なんだか自衛隊が、かわいそうでかわいそうでね。いたたまれなかった。二〇〇八年のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突の時もね。

戦後日本が宿命的に抱えた矛盾がある。その矛盾をじっくり時間をかけて煮詰めて濃縮したのが自衛隊。なんと一粒で三十個分の矛盾が手軽に取れるみたいな組織。でも、確実に自衛隊は日本を守ってるんだけどな。

やはり山崎さんが書きたかったのも、そういうことなんだろうな。
尖閣列島の話にせよ、すぐにこうだ、と一刀両断にできる問題ではありません。自衛隊は反対だ、とかイエスかノーかで単純に割り切れなくなった時代です。

そこを読者の皆さんと一緒に考えていきたいのです。今はその意義を再び考え直すタイミングなのかもしれません。

戦争は私の中から消えることのないテーマです。戦争の時代に生きた私の、“書かなければならない”という使命感が、私を突き動かすのです。
“執筆にあたって”で、著者はそう言ってる。

真珠湾攻撃で、特殊潜航艇搭乗員として湾内に奇襲攻撃を行ない、潜航艇が挫傷して日本人捕虜第一号となった酒巻和男という人物がいる。戦後は経済人として活躍し、一九九九年に八十一歳でなくなっている。この物語は、この人物が主人公の父親という設定である。

第一部の最後、主人公が最新鋭米原潜の乗組要員としてハワイへ派遣されることが決まる。巻末に付された山崎プロジェクト編集室文責で書かれた《『約束の海』、その後・・・》によれば、そこで主人公は捕虜第一号となった父の足跡をたどることになる。つまり、“父”が、第二部の主人公となる。そして第三部。山崎豊子さんは、ここで「戦争と平和」に真正面から向かい合おうとしたいたらしい。

仕方がない。山崎豊子さんの手を借りずに向かい合おう。私のようなバカには難しいことだけどさ。


    


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































































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