漢字が読めることは名誉…50歳以上の韓国人
Searchina 2014-10-05 漢字が読めることは「栄誉」と感じる 50歳以上の韓国人=中国メディア http://news.searchina.net/id/1545043?page=1 中国メディア・広州日報は1日、50歳以上の韓国人は漢字が読み書きできることを栄誉だと思っていると伝える記事を掲載した。 記事は、韓国国内にある多くの公立、民営博物館を訪れたところ「韓国は歴史上中国と文化的な血縁関係にあることを決して忌避してはいないことに気付いた」とし、歴史的な文物からは「皇室や貴族を含めた上層社会による、中国古代文化に対する同一意識や追従」が分かるとした。 そのうえで、現地の人が「数百年前まで朝鮮半島では漢字が一般的な文字として使われていた。ハングルができると、漢字を習得する人は少なくなった」と語るとともに、「現在、50歳以上の年長者は依然として漢字を認識し、書くことが栄誉であると考えている」と説明、文化や素養の象徴であるとの認識があるとしたことを紹介。漢字学習に熱心ではなくなりつつある若者でも、自分の名前を漢字で書くことはできると伝えた。 なお、朝鮮では歴史上、「漢字」が正式の文字として使われつづけてきた。ハングルは1446年に李氏朝鮮の国王だった世宗が公布したものだが、ハングル制定の理由を「愚かな民は言いたいことがあっても,その意を述べることのできない者が多い。私(世宗)はこれを憐れに思い」などとした。 ハングルによる仏教、儒教、実用書を出そうという動きもあったが、支配階級側からのハングルに対する反発も強く、しばしば禁止やハングル文書の焼却が行われた。李氏朝鮮末期に朝鮮の開化派と日本人の井上角五郎の協力でハングルと漢字の混用による朝鮮語表記が導入された。日本の統治下で、学校教育でハングルを用いた朝鮮語の読み書きが必修科目となりハングルは本格的に普及することになった。 記事はまた、道中で知り合った現地の年配の国学者が「おもに『道徳経』、『老子』、『荀子』、『韓非子』などを講義している」、「中国文化が好きだ。とくに『三国志』を愛読している。長江も好きだ」と話し、韓国の若者にも中国の古典書籍のファンが多いことを明かしたとした。 記事は、韓国南部の済州島から東部の海岸線をたどるなかで「漢文化が韓国に深く根ざしていることを強く感じた」と感想を綴った。(編集担当:今関忠馬) |
消えちゃうかもしれないと思って、全文載せちゃった。今はどういう状態なんだろう。依然として漢字教育は、全面解禁には程遠い状況なんだろうな。漢字には、明治以降、日本によってつくられた和製漢語がたくさんあるから、それを嫌ってのハングル化のようだけど、ハングルで書いたってもとは和製漢語であることに変わりない。そのへんは、“な・い・しょ”・・・、みんな知ってても“な・い・しょ”・・・。なんか韓国語版大和言葉みたいので言いかえてるのもあるみたいだけど、まだまだたくさん和製漢語出身者が残されてるのは、“な・い・しょ” ですよ。
でもこの記事みたいに、本当のこと言ったりすると、「やっぱり、やめよう」とかって、そちらの方面からも漢字使用にまったがかかるんじゃないかって心配になる。
世宗は漢字を操れない民を憐れんでこの文字を作り、「訓民正音」と名づけた。「訓民正音」と名づけながらも、当初から「諺文」と呼ばれた。日本でも漢字を真名と読んだのに対して“仮名”という言い方があるが、韓国のそれは支那を事大する主義からきているものだけにきわめて根が深い。
漢字ハングル混じり文を韓国社会に認知させたのが、朝鮮王朝末期の開化派と日本人の井上角五郎だったということになればなおのことだろうな。あれ、韓国人はそんのくらいのことは知ってるのかしら。・・・
ってなことで、使い回しの過去記事です。でも、まだ鮮度は落ちてないはず。
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そもそも、「にほんのはいせんによって、かいほうされた」と、そのじてんでかんがえたかんこくじんは、それほどおおくはなかったようである。むしろ、いっしゅのむちつじょじょうたいが、しはいてきだった。げんごもどうようで、いざぼこくごをとりもどしたとあっても、すでにかんこくごそのものが、にほんごによっておおはばにへんようしているため、にほんごのたすけなしにはせいりつしえなくなっていたのである。 |

なんともやるせないことだが、ハングルの奨励、漢字の追放は、朝鮮が日本だった時代、併合時代に変容した韓国語から日本語を、さらには日本語の気配を一掃するために行われたことだという。本書ではこれを「日本隠し」と呼ぶ。そしてそれだけが、人々からの支持をえる一番確実な方法だった。確かに歴代韓国政権は、当初は日韓の未来志向というようなスローガンを掲げるものの、支持率を落とした政権末期、必ず得意の反日を持ち出し、実際にそれによって支持率を回復する。同じことが言語教育の分野でも繰り返されているわけだ。
戦後の日韓関係は、すべてが「日帝による強奪」から始まっている。万事そうである。著者がこう書いている。「現在の反日は、彼らが観念的に作り上げた、いわばヴァーチャルな日本人を念頭に置いたものである。悪逆非道、残忍無比な日本人を想定して、その架空の日本人像に対して、さらに反感を募らせているのである。」まさしくその通りだろう。さらにヴァーチャルな日本人像で日本統治時代を再構成し、現在の韓国人の観念に適合する歴史観を作り上げ、そこに生まれる怒りがさらに彼らを反日に駆り立てるのだ。まさに‘反日の拡大再生産’である。
上記の‘平仮名文’を見れば明らかだが、このような文章では、特に観念語の理解は不可能なのではないか。
「はいせん」=敗戦、配線、廃船、配船、杯洗、盃洗、肺尖、廃線、肺腺。
「かいほう」=解放、開放、会報、快方、介抱、解法、海宝、海北、回峰・・・。
こういった状況は韓国語だって大差はないだろう。理解はかなり限定されざるを得ないはずだ。異常とも思える自己主張とナショナリズムの強さが、韓国が背負ってきた歴史的背景により形成されたものであることは理解できる。さらに著者はこうも語っている。「韓国では、多様な意見が存在しにくい。なぜなら、過酷な歴史だったから、少しでも異分子の存在を許せば、外国が干渉してきて、その少数意見をバックアップして、自国に都合のいい政権を打ち立てるかもしれないからだ。国論が二分するような事態を何よりも嫌うのである。」たとえそうだとしても、それが現代韓国人を自らの手によって傷つけるものであるなら、未来にために変わるべきだ。漢字ハングル混じり文の復活は韓国人のためである。
韓国のハングル政策は以前に呉善花の本で読んだ。 大変な事態が進行しているものだとつくづく韓国の状況を心配したものだが、この本を読んで、この言語政策が、竹島問題や‘慰安婦’問題と根を一つにするものだという理解を深めることができた。 |


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