スパイ?こいつも、あいつも?(覚書)『負けるはずがなかった! 大東亜戦争』 倉山満
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あるときは在日韓国大使、あるときは在日支那大使、しかしてその実態は・・・、・・・??? あるときは在日韓国大使、あるときは在日支那大使、しかしてその実態は・・・、・・・??? あるときは在日韓国大使、あるときは在日支那大使、しかしてその実態は・・・、・・・???
![]() | 『負けるはずがなかった! 大東亜戦争』 倉山満 (2014/08/04) 倉山満 商品詳細を見る なぜ、これで負けるの? |
負けるはずないって言ったって、こんだけわけのわからないことばっかりやってたら負ける。支那事変の時の外務大臣広田弘毅。国際連盟を脱退した時の外務大臣内田康哉。盧溝橋事件当時の駐支日本大使川越茂。そして、近衛文麿に山本五十六。・・・こいつらスパイだろう。
負けるはずがなかった大日本帝国が負けに舵を切っていった大きな転換点。一つ目に満洲事変と国際連盟脱退。二つ目に日独伊三国軍事同盟の締結。三つ目に真珠湾奇襲攻撃。そのあたりは著者の見方に一致した。そのたびごとに、「えっ、なんで・・・」、「うっ、そんな・・・」、「うそっ、やめて・・・」。・・・「やめて、よして、さわらないで・・・」。
国際連盟脱退なんてありえないだろう。どこをどう押せばそんな答えが出てくるんだ。国際連盟脱退こそが既存決定で、あらゆる機会にそれを狙っていたかのよう。リットン報告書は日本の主張をほとんど受け入れていた。この状況で連盟脱退というのはありえない。スターリンくんは笑いが止まらなかったでしょう。 |
さてと、真珠湾奇襲攻撃。アメリカ発の対日石油前面禁輸という事態を打開する策はいくつかあって、その幾つかの作の中に、本来、真珠湾奇襲攻撃などというものはない。まったくありえない策である。本書にも書かれているとおり、この時、最善手はオランダのみを敵としてインドネシアを攻略すること。次善手はオランダに加えてイギリス植民地も攻略すること。相手のいることだから不安定要素もあるが、まあどちらかの策を取れればいい。問題はフランクリン・ルーズベルトというのはコミンテルン系で、支那好き、日本嫌いだから、どうなるかわからない。アメリカも相手にしなければならない場合があっても、三善主としてフィリピンだけにとどめること。向こうにしたって、フィリピンなんてどうせ植民地だし、熱を上げてるのはマッカーサー一族だけ。フィリピンまでのシーレーンを日本が必死に守っていれば、アメリカは多大な犠牲を覚悟してまで日本を叩き潰しに来るか。
それが、なぜか真珠湾奇襲攻撃。山本五十六がスパイだったとは考えにくいけど、じゃあ、馬鹿?それとも他に、日本を滅ぼしてしまいたい理由でもあったのか?


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