めんどくせぇことばかり 『ブルーインパルス』 武田頼政
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『ブルーインパルス』 武田頼政

2011年11月の過去記事です。
はぁ、国が空軍を保有するというのはこういうことなのか。
これまでの自分の自衛隊観がいかに貧弱なものであったか、思い知らされました。

副題は「大空を駆けるサムライたち」
“サムライ”=“伺候するもの”

「私はここにお仕えしております。いつでもこの命をお使い下さい。」
もう少し、現代風に解釈すれば、「国のために、国を背負って闘う覚悟を固めた者」と言ったところでしょうか。

自衛隊となると、現代的解釈ではおさまらず、文字通り“命”を懸けることになってくる。
多くの自衛官が同様の覚悟を要求されているであろうし、本書に出てくる戦闘機乗りたちの姿はまさしくそうであった。


『ブルーインパルス』 武田頼政『ブルーインパルス』 武田頼政
(2011/06/08)
武田 頼政

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ー大空を駆けるサムライたちー
第一章  「東京オリンピック」と青空に描いた五輪のマーク
第二章  平和の空を舞った戦闘機パイロットたち
第三章  原爆という宿命
第四章  大観衆の前で起きた墜落事故
第五章  編隊長の「ブレイク」はなぜ遅れたか
第六章  「栄誉ある死」戦士の墓標
第七章  アグレッサーの死角 空中戦という“麻薬”
第八章  超低空飛行の陥穽ー海に沈んだ空への想い
第九章  バーティゴ(空間失調症)
第十章  アクロバットから救難隊へー嵐に生きる人生
本書を手に取った動機は、「ブルー・インパルスへのあこがれ」だった。
しかし、本書のテーマは私が思っていたものとは違った。
航空自衛隊草創期の様子から、空自隊員たちのすがすがしさや苦悩、ジレンマをまなまなしく描き出している。

東京オリンピック開会式に咲かせた五輪のマーク。
源田実という男。
1987年11月14日、浜松基地航空祭におけるブルー・インパルス事故にかかわる顛末。
空に向かうアグレッサーの姿勢と、事故にかかわる顛末。
不遇の時期のブルー・インパルスを背負い、事故に泣いた自衛官の姿。

どれもこれも、読みでがありました。

ブルー・インパルス命名の背景に「原爆の青い閃光」があったという。
やはり、私たちの時代のスタート地点は、敗戦であるべきだ。
この本の心も、そこから始まっている。

著者のいうとおり、ブルー・インパルスは「ただ煙を引いて空を駆けるだけで人々の心を躍らせ」る。
しかしそれだけではなく、彼らを含む航空自衛隊は、私たちが笑い、泣きする日常を守るために、常に日本の空を駆けている。


   

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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