めんどくせぇことばかり 『渡部昇一、靖国を語る』 渡部昇一

『渡部昇一、靖国を語る』 渡部昇一

この間、石平さんの書いた『帰化人が見た靖国神社のすべて―日本人になった中国人』を読んだばかりで、また靖国の本。でも、渡部昇一さんの書いたものなら読んでおかないとね。

戦場をさしおいて一般市民を焼きつくす米軍の攻撃、それは原爆を合わせるまでもなく非道なものだった。だいたいあの国には、自国が国際法違反に問われるなどという考えが微塵もない。そして占領、東京裁判と巧妙なWGIPによって日本人の意識は作り変えられていくが、それでも命を戦場に散らした数多くの英霊のお陰で、連合国は日本の根底を覆すことは出来なかった。

一九八〇年、大正世代、あの戦争の主役たちが社会の一線から退いていく。やはり大きな後退はその頃だろうな。GHQでさえ壊せなかった日本が、徐々に崩れ始めた。それも、日本人自身の手によって。支那がどうの、韓国がどうのって問題じゃない。これは日本人の問題。その認識も、本書に書かれたとおり。

それすらGHQが仕掛けたタイムボカンだという人もいる。たしかに仕掛けはあった。でもねぇ、その仕掛けの一つひとつにご丁寧に全部引っかかってみせるっていうのは、やろうと思ったって出来るもんじゃない。仕掛ける方だって、“なんちゃってね”って程度のはずなのに・・・。それも含めて日本人の問題と言わざるをえない。

『渡部昇一、靖国を語る』 渡部昇一『渡部昇一、靖国を語る』 渡部昇一
(2014/07/25)
渡部 昇一

商品詳細を見る
ー日本が日本であるためのカギー

第一章  歴史の審判を騙った「東京裁判」という詐術
第二章  いまこそ「マッカーサー証言」に再注目せよ
第三章  日本人にとって「靖国」はいかなる存在か
第四章  「A級戦犯分祀論」という無知蒙昧
第五章  日本はシナ文化圏に属さない
あとがき  「カミの文明圏」というもの

東京裁判のこと。パール判決書のこと。サンフランシスコ平和条約の11条で、日本は東京裁判の“諸判決”を受け入れたのであって、東京裁判そのものを受け入れたわけではないこと。マッカーサーは米上院軍事外交合同委員会で「日本が戦争に飛び込んでいった動機は“security”のためであった」と証言していること。

この本の前半では、上に書いたような、これまで渡部昇一さんがいろいろな機会に詳細に説明してきてくれたことが、順序立てて書かれている。さらに後半では、《A級戦犯とは日本人にとってどんな存在であるか》、《A級戦犯問題を生み出したのは誰であるか》、《A級戦犯分祀の無意味》、《敗戦利得者という存在》などなど、やはりこれまで渡部昇一さんが述べてきたことではあるんだけど、案外、誤解しやすそうな内容が並んでいるような気がする。その分、後半に向かうにしたがってふむふむと、頷きを繰り返しながら読んだ。

総合的に靖国を理解するのに優れた内容になっていると思う。ただし、一点だけ、「会津は別」。それだけはどうしても譲れない。・・・、でもそれは別の機会に・・・


    

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
関連記事

テーマ : 精神世界
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ


言葉は人の心をあらわします。
「歌は世につれ世は歌につれ」と言いますが、言葉についても同じことが言えるでしょう。
これから出る本
















































当ブログ内人気図書 






















































カウンター
カテゴリ
ブロとも一覧
アジシオ次郎の時事原論
はりこのはやしや 
ハシビロコウ
素足のアイドル達
うさぎ屋の四方山話
わくわく株式投資
プロモデラー林哲平のジャンクロボット創作ブログ『ケルバーダイン』
大好き!グラビアアイドル!
伊織のブログ
Re:BAD TASTE♥
QWERT 5w1h
「伝わる技術」オトデザイナーズ・坂本真一
歌と知恵でハッピーライフ^^
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
最新記事
応援して下さい