めんどくせぇことばかり ポトツキ報告書(覚書)『ルーズベルトの開戦責任』
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ポトツキ報告書(覚書)『ルーズベルトの開戦責任』


ドイツのポーランドに対するダンツィヒ要求は、当時の世界に一体どうとらえられていたか。
1935.1
1935.3
1936.3
1936.11
1938.3
1938.9
1939.3
1939.3
ザール併合
再軍備宣言
ロカルノ条約破棄、ラインラント進駐
日独防共協定
オーストリア併合
ミュンヘン会談~英首相ネヴィル・チェンバレンはドイツのズデーテン地方要求を容認
チェコ併合、スロバキア保護国化
ポーランドにダンツィヒ及び、ポーランド回廊割譲を要求
年表に並べてみると、たしかに、ヒトラー指導下のドイツによるベルサイユ体制への破竹の挑戦に、第一次大戦で力を落としつつあるとはいえ、いまだにヨーロッパのリーダーであるには違いないイギリスもタジタジって感じに思える。このへんの歴史を初めて勉強して以来、私の認識もそんなところだった。

パリ講和会議におけるウッドロー・ウィルソンの民族自決の原則あたりも、世界史の教科書にあるように好意的に受け止めてた。でも、もし今、民族自決の原則なんて言うのが絶対正義のようにわめきたてられたら・・・。スコットランドの住民投票も大騒ぎだったし、クリミア半島はそのまんまロシア領か?世界中のテロリストが喜ぶぞ~。東トルキスタンや、チベットは、本来が支那の侵略に始まるものだけどね。

だから、アメリカって、迷惑な国なんだよ。・・・ところがだ。民族自決で世界を混乱させておいて、ドイツ民族の居住地は周辺民族に大盤振る舞いした。それがザールであり、オーストリアであり、ズデーテンであり、ダンツィヒであり、メーメルだった。以下は、一九三九から四〇年に駐米英国大使を務めたロシアン卿が、一九三七年六月二九日 王立国際問題研究所での演説で語ったところである。
民族自決の原則がドイツに適用されるのであれば、オーストリア、ズデーテン、ダンツィヒ、そしておそらくメ―メル地方もドイツに編入されなければならない。それにポーランド領のシレジア地方やポーランド回廊についても国境の再調整が必要である。

歴史を考えるときに必要jなのは、その時代の感覚で考えること。この時代、つまりベルサイユ体制化のヨーロッパって、極めてバランスを欠いた状況にあったわけだ。そのしわ寄せがひとえにドイツに集中していたわけで、ドイツはたまらずに寝返りを打ったわけだな。

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(2014/09/11)
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ー大統領が最も恐れた男の証言ー

よく批判されるのが、ミュンヘン会談における英首相ネヴィル・チェンバレンの対ヒトラー宥和政策。これがヒトラーを増長させたと・・・。

でも、それ以前に、ベルサイユ体制そのものに問題があったわけだから、チェンバレンはその修正に動いたことになり、修正はまだ道半ばということになる。ドイツによるダンツィヒとポーランド回廊の要求もその流れの中でのことならば、何もそれを第二次世界大戦の始まりにする必要はなかったはずだ。

そう考えると、問題となるのは、バランスの悪いベルサイユ体制の修正を阻止しようという動きになる。それこそが、FDRの対ポーランド外交だった。一九三〇年代にポーランド駐米大使を務めたイェジ・ユゼフ・ポトツキの報告書は、ワルシャワ占領後にドイツが押収した文書である。その真贋については、ドイツによって公開された当時、南米にいたポトツキ本人が本物と証言している。

中身は米駐仏大使ウィリアム・ブリットとポトツキ大使の会談の内容で、ブリット大使はFDR政権のヨーロッパ全体を管轄する全権大使のような存在だった。二人の会談はブリット大使が帰国し、パリに戻る前に行われた。ポトツキ大使の報告書の日付は一九三九年一月一六日となっている。
フランスとイギリスは全体主義国家とはいかなる妥協もしてはならない。それが大統領の断固たる考えである。両国は、どのような形であれ現行の領土の変更を狙う交渉に入ってはならない。その要求の代償として、両国に対してアメリカは倫理的な約束をしている。それは、アメリカは孤立主義をやめ、戦争が起きた場合には積極的に英仏の側に立って干渉するというコミットメントである。


ルーズベルトの顔が、悪魔のそれに見えてきた。


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































































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