カサブランカ会談の悪魔
(1941)8月、ローズベルトとチャーチルは協力体制を強化するために大西洋上で会談し、大西洋憲章を発表して両国の戦時協力目的を明らかにした。[P240] この間も連合国首脳は、大西洋憲章発表後も会談を重ね、戦後構想を議論していた。かれらは、カイロ会談とテヘラン会談を経て、1945年にはドイツ降伏の前と後に、戦後体制についての本格的会合を持った(ヤルタ会談とポツダム会談)。[P242] |
カイロ会談なんて、ただのルーズベルトとチャーチルのアリバイ作りで、日時も記載されず、代表の署名も追認もないただの声明で、誰が責任を持つものでもない。英米軍は支那や朝鮮、及び日本の領土的野心の犠牲になったアジアのために戦ってるのであって、アジアの解放軍である。蒋介石君、そうだよね。だってさ。・・・ざけんじゃねぇや❢そんなカイロ会談のことなんかどうでもいいよ。
そんなことよりさ、なんでかな~。なんで、カサブランカ会談のことを、教科書は書かないのかな。はるかに重要だと思うんだけどな。
アフリカ作戦の成功後、シチリア島・南イタリアへの上陸作戦をとることを確認したことと、枢軸国に対して無条件降伏を要求する方針を確認したことが挙げられる。 (wikipedia) |
“無条件降伏”ときやがった。なにさまだ、ルーズベルトとチャーチルは・・・❢ と思ってたんだけど・・・、ところが「無条件降伏を要求する」なんてこと、一切話し合われていなかったらしい。当然、会談後の正式な発表文書にもそんな言葉はなく、突然、ルーズベルトの口から出たものらしい。その様子をチャーチルは、以下のように語っている。
頭くるな~、ルーズベルト。やっぱり、狂ってるだろう。でなきゃ本物の悪魔だな。ルーズベルトの“うっかりミス”みたいに言う人もいるけど、私はそうは思わない。
無条件降伏。負けを認めればどんな目にあわされるかわからない。男はみんな殺され、女は慰み者にされる。・・・馬鹿馬鹿しいですか。でも、無条件降伏ならあり得ないことじゃないでしょう。こう言われりゃ、日本もドイツも簡単には降伏なんてできなくなる。戦争は長引く。戦争が長引くことを望んでいるのは、・・・ルーズベルトだけだ。
ヨーロッパは戦場になっているわけだから、イギリスもフランスも戦争の長期化を望むはずがない。国力がつきようとしている日独は言うに及ばない。
世界恐慌の影響でアメリカの失業率は二五%まで高まった。一九三三年に大統領に就任したルーズベルトはニューディール政策を掲げて大々的に経済に介入する。一九三七年、失業率は一四%まで下がったものの、これ自体決して低い数字ではない。しかも、翌年には再び一九%まで上昇した。
中途半端なバラマキはただの無駄遣いとなり、逆に財政までも逼迫させる。徹底して国家予算を経済につぎ込むためには“戦争”という理由が必要となる。そして一九四一年一二月、第二次世界大戦が始まるとアメリカ経済は急激に回復し、失業者も激減した。
一九四〇年、ルーズベルト三選を果たした。そして彼は四選をも目指していた。今、安倍政権が高い支持率を維持しているのは、アベノミクスの成果である。おんなじだ。ルーズベルトは一九四一年一二月の参戦によって得られた好況を、少なくとも一九四四年の大統領選挙まで維持しなければならない。


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