めんどくせぇことばかり 『お国のために』 佐藤守
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『お国のために』 佐藤守

帯にあるのは大西瀧治郎海軍中将の訓示。(詳しい内容は本書P78~)昭和十九(一九四四)年十月二十日、初の特攻隊に任命された関大尉以下二十数名の搭乗員に対して語られたもの。(猪口参謀の書き残し)  
この体当たり攻撃隊を神風特別攻撃隊と命名し、四隊をそれぞれ敷島、大和、朝日、山桜と呼ぶ。
日本はまさに危機である。
この危機を救いうるものは、大臣でも大将でも軍令部総長でもない。もちろん、自分のような長官でもない。
それは諸子の如き純真で気力に満ちた若い人々のみである。
したがって、自分は一億国民にかわって、みなにお願いする。どうか成功を祈る。
みなはすでに神である。
神であるから、世俗的な欲望はないだろう。
が、もしあるとすれば、それは自分の体当たりが無駄ではなかったかどうか、それを知りたいことであろう。
しかし、みなは永い眠りにつくのであるから、それを知ることはできないし、我々もその結果をみなに知らせることはできない。
だが、自分はこれをみとどけて、必ず上聞に達するようにするから、みな安心して行ってくれ。
しっかり頼む。

『お国のために』 佐藤守『お国のために』 佐藤守
(2014/07/10)
佐藤守

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ー特攻隊の英霊に深謝すー
第一章  特別攻撃隊の誕生
1 特別攻撃隊の芽生え
2 大西中将が特攻隊編成を決意した背景にあるもの
第二章  攻撃隊員たちの心境
1 迫る栗田艦隊の出撃
2 出撃
3 搭乗員たちの心理(戦友会誌に見る)
第三章  海軍の対米英戦準備不足
1 「海軍操縦者養成計画」に見る無計画さ
2 「搭乗員養成計画秘話」
3 反面、密かに終戦後に備えた人材確保を推進
4 海軍操縦者養成数の概要
5 飛行訓練時間短縮=技量の低下
第四章  大西中将の人柄
1 海軍航空の大物=支那事変当時のエピソード
2 心酔していた従卒・山本兵曹
3 長官と玉子
第五章  天皇の御嘉祥「しかしよくやった・・・」
1 大西長官の“困惑?”
2 止められなくなった特攻作戦
3 正攻法を「特攻作戦」に変更
4 栗田艦隊反転の謎
5 昭和天皇独白録から
6 その後の軌跡
第六章  責任の取り方
1 自決と遺書
2 自決に関する海軍省公表文並びに八月十七日付の報道
3 特攻に関する真意
4 源田参謀起案の謎
5 特攻隊編成の責めを一身に負って
第七章  特攻隊員たちの考えと戦果
1 特攻隊を誘導した搭乗員と米軍将兵の意見
2 戦果
第八章  英霊の怒りと悲しみ
1 英霊の気持ちを忖度する
2 霊魂と怨念
3 祈り=鎮魂と供養
4 大西中将の“遺言”=「台湾における大西長官の訓示」
おわりに  「君は国のために死ねるか?」


「まったく、めんどくせぇ本読んじゃったな~」というのが第一印象。・・・こういう誤解されやすい言葉使うのは避けるべきであるのは分かりきってますね。けど、こういう田中将大投手ばりの豪速球を受け止めるには、ちょっと最近体力不足でね。そんなこと言うと余計に怒られちゃうよね。なんせ著者の佐藤守さんは昭和十四(一九三九)年生まれって言うことは、私より二一も年長さん。足踏ん張って、真正面から受け止めてね。

“お国”っていうと“国家”とはちょっと受け止め方が変わりますね。“お国”っていうと、胸に浮かんでくるのは故郷の風景だったり、風の匂いだったり、父母、祖父母、兄弟たち。学校だったり、校庭だったり、よく遊んだ山や川だったり、友達だったり。先生や近所のおじさんやおばさん、親戚のおじさんおばさんやいとこたち。つまりは、自分を自分たらしめている全部ってことかな。

でもやっぱり特攻を考える時、大西中将自らが言うように、それを作戦として取り入れることは《統帥の外道》であるには違いない。大西中将は、その“外道”に堕ちたわけで、何一つ言い訳は効かない。だから死ぬのは当然で、生きててもらっちゃ特攻で死んだ数千の若者の犠牲が無駄になる。でもね、他にもいるんじゃないの? 若いもんを巻き添えにした宇垣纏見たいのもいたけどさ。黒島亀人は? 源田実は?

それを云々することよりも、外道のような作戦を取り入れなければならない状況そのものが問題だと思う。その意味においても上にあげた二人は・・・。最後に、これは付け足しね。

最後に繰り返しだけど、足踏ん張って読んでね。



    


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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