めんどくせぇことばかり シェールガスを世に出したアメリカ(覚書)『2015年〜 世界の真実』 長谷川慶太郎
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シェールガスを世に出したアメリカ(覚書)『2015年〜 世界の真実』 長谷川慶太郎

シェールガスっていうのは、頁岩(シェール)層から採取される天然ガス。従来の天然ガスみたいに有機物が堆積したものが地層の圧力を受けて石油になったり、気化してガス田にたまったりというのとはぜんぜん違うみたいね。

頁岩っていうのはとても浸透率が低くて、シェールガスは、以前には
頁岩層に自然にできた割れ目から、それこそ漏れ出るものを採取するしかなかったわけだが、水平坑井掘削技術、水圧破砕、マイクロサイズミックといった新技術の開発によって、シェールガス生産量が飛躍的に増大し、商用ベースに乗ったわけだ。
シェールガス

『2015年〜 世界の真実』 長谷川慶太郎『2015年〜 世界の真実』 長谷川慶太郎
(2014/07/23)
長谷川慶太郎

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これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ❢


そのスタートは、一九九九年だったそうだ。この年、アメリカの大手石油会社エクソンとモービルの合併が認可された。自由をこそ理想とするアメリカにしてみれば、経済における競争の自由もまた、アメリカの理念によって保障されねばならない。そのアメリカ司法省が両社の合併を認めたにはそれなりの事情がある。

両者はもともとジョン・D・ロックフェラーのスタンダードオイルに始まる。それが一九一一年に当時の独禁法であるシャーマン法によって分割された。三十四もの新会社に分断されたんだそうだが、エクソン、モービルはそのようにして誕生した。もとスタンダードオイルの一部ではあるが、メジャーを形成する巨大企業同士の合併である。司法省反トラスト局は前向きではなかったようである。その反トラスト局を動かしたのが、次のような説得であったという。
まもなく世界の石油資源が底をつく。その事態に対応するために、われわれは原油以外のものを原料にして、ガソリンを生産する技術を開発したい。それには年間百億ドル以上の研究開発費がいる。それを調達するには統合しかない。

“自由な競争”って言ったって、アメリカ経済そのものが沈んじゃったら競争もクソもないからね。こうしてエクソン・モービルは巨額の資金を投じてシェールガスの研究開発を進めたわけだ。

シェールガスそれにしても、シェールガスってのは世界各地に存在してるんだな。にもかかわらず日本にはないってね。なんか哀しい。

埋蔵量からすると、支那が一番、アメリカが二番、三番がアルゼンチンで、四番がメキシコだってさ。ヨーロッパも結構埋蔵量が多いらしい。

ところが、他の国にはこれを掘ることはできない。まず、シェールガスがどこにあるかという探査技術がない。それに採掘する技術もない。それを持っているのはアメリカだけ。この状況はしばらく続くだろう。まったく、アメリカの凋落なんてありえないね。

結局アメリカは、農業大国であり、資源大国だ。何ともうらやましい。だから需要さえ刺激すれば、どんどん生産は拡大する。何でも自分の所でそろっちゃうんだから。なにもアメリカと戦争したときの日本みたいに、国家社会主義体制にして資源を切りまわす必要なんて全くないんだからね。

アメリカらしいと言えばアメリカらしい話でね。なら日本も日本らしくということになる。メタンハイドレートがどうのと言われるけど、エクソン・モービルがやったような研究開発は実際に始まっているそうだ。安倍政権はメタンハイドレートの商用化のために日本政策投資銀行のメタンハイドレート研究開発プロジェクトに一兆円の融資枠を設けたという。政府の総合海洋政策本部の作業部会はメタンハイドレートの実用化を二〇一八年と決めたという。

でも資源大国づらしてる日本人って、・・・なんかみっともないよね。そうなったらそうなっただけど、日本人には、きめ細やかな思いやりの精神って言う無形の資源がある。それを最大限に発揮して、技術開発につなげていくっていうのが日本人らしいかな。


    

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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