真実の朝鮮史【663-1868】 宮脇淳子 倉山満
えっと・・・、この本は、二〇一四年七月八日刊行の『真実の朝鮮史[1868~2014]』の続編。続編だけど扱っている時代は白村江の戦いから明治維新までの[六六三~一八六八]。時代を考えればこちらが前編で、あちらが続編。どちらにしても、♫ 二人そろってヤンマーだ、君と僕とでヤンマーだ ♫。
前作に続いて対談モノ。もちろんコンビも同じ、宮脇淳子さんと倉山満さん。二人とも、嫌韓ブームを“嘆かわしい”という。でも、韓国たたきに躍起になってる人までこの本を手にしているだろう。何が違うのか。この本の題名は『朝鮮史の真実』だけど、二人が語ってるのは日本のことだよね。
前作に続いて対談モノ。もちろんコンビも同じ、宮脇淳子さんと倉山満さん。二人とも、嫌韓ブームを“嘆かわしい”という。でも、韓国たたきに躍起になってる人までこの本を手にしているだろう。何が違うのか。この本の題名は『朝鮮史の真実』だけど、二人が語ってるのは日本のことだよね。
![]() | 真実の朝鮮史【663-1868】 宮脇淳子 倉山満 (2014/08/09) 宮脇淳子、倉山満 他 商品詳細を見る 今度は白村江の戦いから明治維新期まで |
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敗戦国民たる日本は、領土を踏みにじられ、犯され、首都東京上空さえ日本人の自由にはならない。男は玉を抜かれ、女は慰み者にされた。そこまでされてなお、戦勝者の前に跪いて命乞いをし、自らを蔑んで今日まで過ごした。歴史はどこまでもさかのぼってくつがえされ、今やくつがえされたことまで忘れてしまった。
面白い現象だよね。先に玉を抜かれたもん勝ち、犯られたもん勝ち。命乞いしたもん勝ち。先に蔑んだもん勝ち。進んで歴史をくつがえしたもん勝ち。・・・ほら、ねっ、玉抜かれちゃってるから・・・
各章の中から、そんな小題を拾ってみましょう。結構あるよ。
“半島に朝鮮人のネイションはあったか” “高麗は何人の国か” “高麗は時間を稼いでくれたのか” “高麗の武臣政権と鎌倉幕府の違い” “神風は吹かなかった!?” “文永の役は激戦だった” “日本の防衛体制” “高麗人の態度” “幻の第三次元寇” “鎌倉幕府は元寇のために滅んだ?” “朝鮮による対馬出兵” “倭館貿易の実態” “朝鮮出兵に見る日本の強さ” “弱すぎた朝鮮軍” “朝鮮通信使は泥棒?” “英祖が名君?” “朝鮮では『仁』のドラマが成立しない” “鎌倉幕府が「いい国つくろう」ではなくなった理由” “欧米崇拝と自虐” “琉球をめぐる日本史学会の状況” “中国に乗っ取られている東洋史学会の闇” “日本の自虐は世界の不幸”。 |
ん~、いかがなもんでしょう。こんなところを見てみると、『真実の朝鮮史』とはいいながら、この本で語られているところは、日本の問題だということに気づいてもらえるだろう。それにしても、ひどいもんだね。・・・絶望しちゃいけないけどさ。


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