『暮らしのしきたりと日本の神様』 平井かおる
そんなに信心深い人間じゃあない。生まれた家には神だなも氏神様も仏壇もあって、親に言われて水を差し上げた。私の故郷の冬は寒くてね。切れるような冬の朝、氏神様の水を変えるのはとてもつらかった。さっと水を下げて、さっと汲みかえて、さっと差し上げて、パンパンしてアンで終わり。
一番下っ端だったから、ずっとやってた。高校卒業して東京に出ていくまでずっと・・・。今は、家を継いだ長男や姪たちがやってる。私が知ってるだけでも、五〇年近く続けている。その前を考えれば軽く百年は越える。・・・なんか、それだけですごいな。
でも、自分は家庭を持ってもなんにもしてない。仏壇と神だなはあるけど、妻にまかせっぱなし。子供たちはどうなんだろ。自分の親のように、子供にはやらせようとしなかったけど、やらせておけばよかったなぁ。何故かと言うと、実は感謝しているんだ。神さまに水を差し上げる仕事をやらせてくれたこと。

第ニ章の『神様といっしょの四季・人生の行事』を読むと、よりその感を強くする。かといって、ここまで今の暦に馴染んでしまってはね。旧暦に戻すっていうのはね。でも、実生活には旧暦のほうがはるかに自然。日本人の知的レベルなら、旧暦と新暦の併用も十分可能だと思うんだけどね。
なんだか最近、身体が大きく変化しているのを感じる。いよいよ、終わりの準備がはじまるのかなって思ってる。別にすぐすぐ、どうのこうのと言うんじゃないよ。だからこそ、私たちにとってより自然に近いはずの、月の暦で生きてみようかと思ってる。

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一番下っ端だったから、ずっとやってた。高校卒業して東京に出ていくまでずっと・・・。今は、家を継いだ長男や姪たちがやってる。私が知ってるだけでも、五〇年近く続けている。その前を考えれば軽く百年は越える。・・・なんか、それだけですごいな。
でも、自分は家庭を持ってもなんにもしてない。仏壇と神だなはあるけど、妻にまかせっぱなし。子供たちはどうなんだろ。自分の親のように、子供にはやらせようとしなかったけど、やらせておけばよかったなぁ。何故かと言うと、実は感謝しているんだ。神さまに水を差し上げる仕事をやらせてくれたこと。
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最近、月の暦が売れてるみたい。うちでも、下の子が小学生の頃から使い始めてずっと使ってる。そうしたらね、分かった。私たちの暮らしって、月とともにある。二十四節気も節句も行事もさ。 当然、神様の時間だって月とともにあるでしょ。だから月の暦で生きるって、より神様に近づけるはず。 みんな、月を見て暮らしたんだよね。 |
第ニ章の『神様といっしょの四季・人生の行事』を読むと、よりその感を強くする。かといって、ここまで今の暦に馴染んでしまってはね。旧暦に戻すっていうのはね。でも、実生活には旧暦のほうがはるかに自然。日本人の知的レベルなら、旧暦と新暦の併用も十分可能だと思うんだけどね。
なんだか最近、身体が大きく変化しているのを感じる。いよいよ、終わりの準備がはじまるのかなって思ってる。別にすぐすぐ、どうのこうのと言うんじゃないよ。だからこそ、私たちにとってより自然に近いはずの、月の暦で生きてみようかと思ってる。


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