めんどくせぇことばかり 西欧と極東(覚書)『米英にとっての太平洋戦争〈上巻〉』 クリストファー・ソーン
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西欧と極東(覚書)『米英にとっての太平洋戦争〈上巻〉』 クリストファー・ソーン


米国務長官、陸軍長官ヘンリー・スティムソン

「昔から日本は、アメリカがその明確かつ断固たる極東政策遂行の意思をはっきりした言葉と大胆な行動によって示せば、たとえそれが日本自身のアジア政策や権益と衝突する場合でも、アメリカの政策に屈してきた」(一九四〇)

ウィンストン・チャーチル
日本はシンガポール攻略のため艦隊や軍を送るだろうというような噂は、実に根拠に乏しい話である。日本とシンガポールとは、サウサンプトンとニューヨークほど離れている・・・彼らがそのごく限られた海軍力のうちの大きな部分を派遣し、そのような暴挙を犯すことは・・・イギリスがヨーロッパ戦線で決定的に敗れでもしない限りありえないだろうし、イギリスの決定的な敗北ということも戦争の初年度においてはありえないことである・・・しがたって、このようないわれのない恐怖に悩まされないようにしなければならない。・・・シンガポールが装備の点でも兵員の点でも補給の点でも十分であるかぎり、近い将来攻撃を受けるようなことはおそらくありえないだろう。(一九三九・三 当時の首相ネヴィル・チェンバレンに対して)

支那駐在オーストラリア公使
「彼らは日本の石油供給大幅増大の要求をはねつけたことに大変満足し、日本に対する軽蔑心でいっぱいだった」(一九四一年 蘭領東インドのオランダ役人について)

東京駐在の英海軍武官

日本人は「とくに頭の働きが鈍い」(一九三五 海軍省への報告)

米国務長官、陸軍長官ヘンリー・スティムソン
「アメリカにおける白人と黒人との間の社会的平等は・・・基本的に不可能である・・・それは結婚による人種的混合が不可能だからだ」

フランクリン・ディラノ・ルーズベルト
「私はビルマ人がけっして好きではありませんでしたが、あなた方もこの五〇年間、彼らにはずいぶん手を焼かれたことでしょう。さいわい(日本と結んでいた)ウ・ソーとかいう彼らの首相は今やあなた方の厳重なk」(チャーチルにあてて)

米国務省
インドは日本に蹂躙されるかもしれない。そして日本は「心理的にはアジア人種ー世界の全有色人種とまではいかなくともーの指導者としての確固たる地位を得るだろう。そうなれば連合国による日本の打倒は危うくなるかもしれない」(インドについて)

南アフリカ共和国 ジャン・スマッツ
「私は住民が『なぜ日本と戦うのか?われわれは白人に圧迫されている、日本人のもとでもこれ以上悪くはならないだろう』と話しているのを聞いた」

ガンナー・ミュルダール
「この戦争の一方の側には『有色人種』国、日本がある。この国は自分自身の土俵で白人のアングロ・サクソンの打倒に立ち上がった・・・うぶな黒人でさえも世界の出来事における皮膚の色の図式におぼろげながら気づき始めた」(一九四二)

ガンジー
「世界を個人の自由にとって安全なものにするために戦っているという連合国側の宣言は、インド、さらにはアフリカがイギリスによって搾取されている限り、またアメリカが国内に黒人問題を抱えている限り、うつろに響くと思われる」(一九四二 ルーズベルトに)

マージャリー・パーハム博士
「太平洋における日本の攻撃は人種関係にきわめて実質的な変革をもたらした。三大白人帝国主義勢力のアジア支配に対するこのアジアの国民の挑戦は、さしあたって成功をおさめている。インド軍ーインドが変われば、インドとインド軍との直接の結びつきはいっそう強まるだろうーはわが植民地領土のために戦っている。中国やインドネシアやフィリピンの兵士はアメリカやオランダの兵士とともにこの戦いに参加している。わが植民地がこの同盟によって日本の占領から救い出された場合、はたしてそれはただイギリス政府とのみ結びついた元のイギリス植民地としての地位に復帰するだろうか?もしこの同盟が防衛と発展のための極東同盟に発展するとしたら、ここニ、三年のうちにロシアを含むアジアの国々との人種間の和解達成に向けての動きがはじめて精力的に開始されるに違いない❢」(日本の緒戦の勝利の衝撃のなかで『タイムズ』紙上に)

フェアバンク教授
「東アジアの近代史並びにそこでのアメリカとの関係における中心的事実は、過去五世紀に渡る海上よりの西洋のアジアへの侵入は、今まさに中国に見られるような文化的衝突を生み出したということである」(五・四運動のような注目事件)

『タイムズ』社説

「イギリスの植民地体制の欠陥とそれが今直面している挑戦の本質は、それがあまりにも長きにわたったこと、そして過去の伝統にあまりにも深く根ざしていること、それと、われわれの現在の社会では、その最後の拠点がいまや攻撃を受け、急速に排除されようとしている、あの不平等と差別の「階層」精神があまりにも多く維持されてきたことである」(一九四二年三月)

支那駐在アメリカ大使
「もしマウントバッテン卿らのイギリスの将軍あるいは提督が、アメリカ人をさしおいて中国の連合軍司令官に任命されるようになれば、アジアにおける帝国主義国家の覇権や植民地主義的帝国主義の圧倒的勝利につながることになるだろう・・・事実われわれが目にしたところによれば、イギリスの現地機関のなかには中国を分裂状態のままにしておこうと策動しているものがいる・・・問題は、イギリスやフランス、オランダの帝国主義者たちが、アジアに帝国主義を再建するために今後、アメリカ民主主義の力を利用しようとするのをそのまま許しておくのかということである」(一九四五年五月)

重慶駐在イギリス大使館顧問サー・エリック・タイクマン
「一九四三年の中国の外交政策と一〇年前の中国の態度とを比較して見るとき、もっとも顕著な変化はアメリカへの依存、アメリカの指導の受け入れである。このことは文化、財政、軍事の分野で、いたるところで見受けられる・・・わが方としては、ほかに別段の処置を取ることもできず、この事態を受け入れ、過去一〇〇年の間中国で占めてきた指導的地位から退くことになった。中国は今や協定によってアメリカの管轄戦域内にあるものとされており、この決定の影響は日々大きく広がっているように思われる。われわれはもはや、アメリカと歩調を合わせて中国国民やその政府に財政的・経済的・軍事的援助を提供することはできない。また一〇年前はわれわれが当然のごとく指導的立場をとっていた外交の分野においても、いまやアメリカ政府の出方を心待ちにしているだけである」

インドのある反英民族主義の歴史家
「ロシアの敗北は・・・インドの青年の・・・心を・・・無敵ヨーロッパの呪縛から・・・解放した」
「この戦争は、西洋人のすることでアジア人のできないもの、西洋人はやってもいいがアジア人はやってはいけないものなど何もないことを示した」

英領インド帝国インド省レオ・エイメリ
「問題は、彼がいかなるかたちの自治をも本能的に憎んでいること、そのようなものを望んでいる国や人民、そのようなものが考慮されている国や人民を嫌っているということである。再建のためにビルマで一定期間、直接統治を続けるという考えは、彼の気に入るどころか、彼によればそんなことはただ、あとになってビルマ人に追い出されるために金をつぎ込んでやるようなもんだというのである」(一九四三年にチャーチルについて、ビルマ総督に書き送った言葉)

『米英にとっての太平洋戦争〈上巻〉』 クリストファー・ソーン『米英にとっての太平洋戦争〈上巻〉』 クリストファー・ソーン
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クリストファー ソーン

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東京裁判で確立した歴史観に疑問

本書冒頭、第一章の『西欧と極東 一九三九年九月まで』に引用されている、数々の知見を並べてみた。特別選んでないので、いろいろな意味ででこぼこしてるけどね。総じて感じられるのは、日本に対する憎悪かな。日本が余分なことをしなければこんなことにならなかったってね。おそらく著者自身の思惑とは全く別なところでね。

もっともっと紹介されているの。また今度ね。




    






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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
































































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