めんどくせぇことばかり 『愛は、あきらめない』 横田早紀江
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『愛は、あきらめない』 横田早紀江

いままで、あえて避けてきた。苦しくなることがわかっているんだもの。

“避けてきた” っていうのは、拉致被害者の家族の方が書いた本を読むこと。なかでも、拉致被害者の「お母さん」が書いたものを読むことを避けてきた。呼吸することさえできないほどの息苦しさ。むねをかきむしって、皮膚が破れて、血が流れ出て、肉を引きちぎり、骨をつかんで揺さぶるほどの感情。

これを悲しみと呼ぶのだろうか。純粋な高ぶり?混じりけのない痛み?・・・でも、「お母さん」の受けた仕打ちは私なんかの思いの及ぶような半端なものじゃないだろう。そこまでの仕打ちに、私は寄り添えない。

誤解を恐れずに言うなら、それならいっそ、見て見ぬふりをした方が潔くないか?

『愛は、あきらめない』 横田早紀江『愛は、あきらめない』 横田早紀江
(2014/09/03)
横田早紀江

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必ずまたいい日がくるから、希望だけは捨てないでね

コスモスのように
はじめに
1章  希望
 希望を捨てないで
 神の計画は
 私は器官の一つ
 凝縮されためぐみの面影を追いかけ続けて
 美しい日本の景色を見せてあげたい
 

 








 3章  苦しみの価値
 本人の罪でも親の罪のためでもない
 自分は正しいと思うからつらくなる
 この世の悲しみも苦しみも
 忍耐に忍耐を重ねているうちに
 苦しみに会ったことは幸せでした
 誰も見ていないように思える時にも
2章  祈り
 「たじろぐな。わたしがあなたの神だから」
 祈り続けている中でまさかという経験を
 生きてこの地を踏ませてあげたい
 私達の思いをはるかに超えて
 香りまでが昨日のことのように
 自分が隠されているのに強くされている
 時が来れば必ず取り戻される
 私の命はいつ取られてもいい
 一つも無駄なことはない
 「私たちはどんなに平和に暮らしているか」
 私は、最後まであきらめない
 もしも、自分だったらこうする
  「命の講演会」 生徒感想文
 話すべき言葉が出てくる


二〇〇〇年の五月から支援者さんたちが開いている「横田早紀江さんを囲む祈りの会」で、早紀江さんご自身が支援者の皆さんに語ったことが収録されている。まったく、『苦しい』なんて言ってたのが恥ずかしい。この本は鮮烈な祈りに貫かれていた。祈りの本だった。こんなにも宗教的な本を私は知らないよ。

・・・全く恥ずかしい話で、あえて最初に恥をさらしておいた。『いっそ、見て見ぬふりをした方が潔くないか』と書いた。だからこそ、『避けてきた』・・・と。『避けてきた』私が、あえてこの本を読んだのは、やはり事態が動いたから。北朝鮮の方から“解決”を呼びかけてきた。《夏》と期待したものの、残念ながら《秋》に持ち越され、動きが止まったまま《冬》になって年を越した。

私のような弱虫は、何事も成し得ない。かといって、この歳で生き方を変えようにも、残念ながら余力はない。できるのは、せいぜい祈ること。“冷戦の終了”、“ベルリンの壁の崩壊”、“チャウシェスクとエレナの公開処刑”、“ソ連の崩壊”。自分の生きているうちに起こるとは思っても見なかったことを幾つか経験した。老い先はさほど長くもないだろうが、まだまだ幾つかは大変化に遭遇できるだろう。まずはその最初が、“拉致問題完全解決”であることを、私は疑わない。

酔っていたが、元旦の初日の出にも祈った。ついでに二日目の日の出にも祈った。仏さまにも祈った。“解決”のその日まで祈り続ける。


    




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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