めんどくせぇことばかり 銃で勝った日露戦争(覚書)『孤愁―サウダーデ』 新田次郎 藤原正彦
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銃で勝った日露戦争(覚書)『孤愁―サウダーデ』 新田次郎 藤原正彦

村田経芳(むらたつねよし)
薩摩藩士・村田蘭斎(経徳)の長男として生れる。藩随一の射撃の名手として知られ、戊辰戦争では外城一番隊長として従軍し、鳥羽・伏見の戦いなど東北各地を転戦した。
(wikipedia)
村田銃の発明者として知られている人だね。でも私、『村田銃』っていうのがどんなものか、ってことは考えたこともなかった。 muratajuu.jpg
“明治”の日本においては、陸軍に所属し、射撃技術と兵器研究に身をささげ、フランス、ドイツ、スウェーデンにも研究に出かけている。明治十三(一八八〇)年、最初の国産銃である村田銃を開発。当時の列強の基幹小銃と比べても、遜色のない性能を持った優れて銃だったみたいね。


『孤愁―サウダーデ』 新田次郎 藤原正彦『孤愁―サウダーデ』 新田次郎 藤原正彦
(2012/11)
新田 次郎、藤原 正彦 他

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ー新田次郎 昭和55(1980)年2月15日逝去ー

ヴェンセスラウ・デ・モラエスを描いた物語。モラエスはポルトガルの軍人にして外交官。一八九三年に初来日、後にポルトガル領事館総領事となり、一九一三年まで務めた人物。この物語の中で、モラエスはマカオとチモールに配備する大砲を日本から買うために来日している。列強の思惑入り混じるなかでの兵器購入って、ずいぶん大変なことなんだな。兵器売買に関するニュースがあったら、今度はちょっと見る目が変わりそう。

有坂成章(ありさかなりあきら)
周防国岩国に生まれた、長州藩(岩国領)士木部左門の二男、幼名を四郎という。文久2年(1862年)、11歳で同藩の砲術家有坂長良の養嗣子となった。岩国藩の洋式軍隊である日新隊の一員として、鳥羽・伏見の戦いに参加している。
(wikipedia)

日清戦争から日露戦争へ。日本が国家の存亡をかけたて突き進んだ時代、村田経芳の後継者として登場したのが有坂成章である。日露戦争では陸戦兵器全般の面倒を見る「砲兵会議議長」という要職をつとめている。どうやら、陸戦に使われた小銃と大砲と弾薬のほとんどすべては有坂の構想によるものであったらしい。

旅順に「28糎榴弾砲」という要塞砲を投入したのも有坂の発案だったという。そもそもあの28センチ砲を日本の沿岸に取り付けさせたのは山県有朋で、その実行を担当させられたのが有坂成章だった。

日露戦争で歩兵が使っていた小銃は、明治三〇年に有坂が設計した「三〇年式歩兵銃」と呼ばれるものだった。大変優れた小銃で、わずかに部品を変更したのが「三八式歩兵銃」。優れた小銃であったからこそロシアに勝ったのであり、「三八式歩兵銃」に引き継がれて大東亜戦争を戦えたのも、この小銃あればこそだった。

『少ない歩兵を横に薄く長く展開できた。そこをロシアの騎兵部隊も、突破することができなかった』

兵頭二十八さんによれば、これが、日本がロシアに勝てた理由ということみたい。

三八式歩兵銃は、結局、九九式小銃と並び、大東亜戦争を通じて日本陸軍の主力小銃でしょ。三八式が明治三十八(1905)年に登場して、九九式が登場するのが昭和十四(一九三九)年。三八式は昭和十七(一九四二)年で生産が終わったそうだ。

映画の『拝啓天皇陛下様』にも三八式歩兵銃を磨かされる新兵の様子が描かれていたようないな、いような。三八式歩兵銃っていうとどうしても、“古くさいもの”、“時代遅れ”、“陸軍の悪しき権威主義”とかといったマイナス要素ばかりが出てくるけど、きわめてすぐれた小銃だったわけだな。




     





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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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