めんどくせぇことばかり 『90分でわかるカント』 ポール・ストラザーン

『90分でわかるカント』 ポール・ストラザーン

ウソだね。絶対ウソだ。90分でカントがわかるはずがない。なにしろ最初に“わかろう”としてから四〇年がたとうとしているのに、まだ本当にはわかんないんだから・・・。

・・・そんな極端なこと言ってもね、埒あかないからね。とりあえず、“カントの基本的なラインをおさえようね”ってことなんでしょう。

まったく、カントが『純粋理性批判』なんて本書くから、理解できずに途中で読むのをやめてしまった私は、自分の馬鹿さを恥じてしまったじゃないか。そうしたら、この本にこんなことが書かれていた。・・・・
カントが原稿を友人のヘルツに送ったところ、ヘルツは半分しか読まないで、カントに送り返した。「これ以上読んだら、気が狂ってしまう」というのが、ヘルツの言い分である。・・・ヘルツの言葉も最もかもしれない。実際この作品をひも解けば、たいていの人はヘルツと同じ気持ちになるのではないだろうか。・・・半分ほど読むまで、ヘルツが「気が狂う」ことを心配しなかったほうが奇跡なのかもしれない。
ソウダ―❢❢ ソノトオリダー❢❢  ドンドンドンドンドン・・・・・

本当のことを言おう。半分の半分も読めなかった。

『90分でわかるカント』 ポール・ストラザーン『90分でわかるカント』 ポール・ストラザーン
(2014/12/27)
ポール・ストラザーン

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ー哲学の再興へ立ち向かった男の思想と生涯ー


『哲学の歴史はすべてカントに流れ込み、その後はすべてカントから流れ出た』・・・そんな浄化槽のようにも言われるカント。

さてと、私はようやく、この本によって、《形而上学》という用語を理解した。そんな程度の私です。
「形而上学(メタフィジックス)」とは、アリストテレスの草稿の一つをさす言葉で、全集を作るときに自然学(フィジックス)のあと(メタ)に置いたものを「形而上学(メタフィジックス)」と呼んだ。「自然学のあとに」くる学問が、「自然学を越えた」学問、さらに言えば「自然的なものを越え出た」ことがらに関する学問。・・・「日常経験している世界を越え出るものをあつかう」学問。

ヒュームに言わせれば、「そんなもの存在しない」と、経験で裏打ちできないものをすべて疑ってかかった。目で見られないものとか、手で触れないものとかね。つまり、・・・神様とかね・・・。そして、・・・ものごとの因果関係を否定した。

「Aの現象がBの現象を引き起こした」という現象は、たしかに経験できない。経験できるのは「Aの現象の後にBの現象が起こった」という事実だけだ。

確かにその通り・・・。・・・で、このヒュームの経験論もカントという浄化槽に流れこむわけだよね。『人間の認識は全て経験に合致するものでなければならない』という経験論者の主張に対し、『経験に合致する時認識が生まれるのではなく、人間の認識の営みや枠組みに合致しない限り経験と言われるものは生じてこない』と、切って返す。人間が世界を理解するために必要な概念は、経験に先立って人間に備わっているのであり、それなくして人間は経験を通して世界を見ることすら出来ない。

それにしても、哲学って本当に面倒くさいな。やっぱりこの分野は、カントみたいな変わった連中に任せよう。

・・・90分でカントが分かる?・・・んなわけねーだろ 





    





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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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