政治が支えるのは家族と家族を支える女ー少子化対策と家族・地域の絆
NEWSポストセブン 2015.02.10 安倍政権は女性を働かせたいのか出産させたいのか不明な状況 http://www.news-postseven.com/archives/20150210_302826.html (抜粋) 「女性登用」政策も同様である。安倍政権は先の臨時国会で、女性登用に向けた数値目標を作って公表することを大企業に義務づける「女性活躍推進法案」を提出した。 女性の登用が進んでいる企業を認定する仕組みも導入し、認定を受けた企業に対しては公共事業の受注機会を増やすなどの優遇策も盛り込まれた。いわば「鞭」(数値目標の義務づけ)と「飴」(優遇策)によるマイクロ・マネージメントの典型である。同法案は衆議院の解散・総選挙によって審議未了・廃案となったが、開会中の通常国会に再提出される見通しだ。 ところが、その一方で地方創生の司令塔となる「まち・ひと・しごと創生本部」は、合計特殊出生率を2013年の1.43から1.8程度に引き上げるという目標を掲げている。安倍政権は女性をもっと働かせたいのか、それとも女性がもっと子供を産みやすい社会にしたいのか、私にはさっぱりわからない。 |
ニューディーラーの実験台みたいな押し付け憲法のもと、我妻栄らによってぶち壊された家族制度。もちろんそこへ戻れなんて言うつもりはないし、多くの問題を抱えていたのも承知している。でも、果たしている役割があった。日本の歴史の中でたどり着いた一つの形だった。それを問答無用にぶち壊した。やがて世代が交代して、目論見通り、家族は崩れ始めた。
内閣府が平成19年2月に行った『少子化対策と家族・地域の絆に関する意識調査結果』というのがあって、その結果はもちろん公開されている。
http://www8.cao.go.jp/shoushi/cyousa/cyousa18/kizuna/html/1mokuji-html.html
その中に、《家族の役割として重要なこと》という項目がある。以下がそれです。
質問項目を見ただけで、“家”や“家族”が担っていた、様々な役割が見えますね。それは、助けあう精神や情緒を養う場であり、経済共同体として経済感覚を身につける場であった。また、子供を産み育てる場であり、学校に優先する教育の場であった。家族はお互いを気遣い、健康はまず家で管理された。年老いた親に生きがいを与えるのも家族だった。そして死ぬまで面倒を見た。
女によるところはとてつもなく大きかったよ。確かに女に頼りすぎてたと思うよ。だから、変えていかなきゃならなかったと思うよ。私は戦後の家庭で育ったけど、旧態依然とした家風の中で、死ぬほど苦労した母を見て育ったからね。
だからって言って、全部ぶち壊しちゃあ、身もふたもないよ、我妻栄さん。・・・民主党野田政権時代に厚労大臣を務めた小宮山洋子。父親は東大総長の加藤一郎。そのころナンタラカンタラ騒いでいたのが、民主党を支えていた菅や千葉や仙谷だってんだから面白いよね。その加藤一郎の親分が我妻栄。男女共同参画で、夫婦別姓で、外国人参政権の小宮山洋子は父親の親分の系譜をしっかり継いでいたわけだな。
いろんなものを担っていた“家族”がぶち壊されて、様々な問題が飛び出した。現在の日本が抱えている国内問題って、そのほとんどが我妻たちが家族をぶち壊したところから始まったもんだね。
その“家族”。旧態依然とした家族ではなく、新たな形の“家族”。それを模索する事こそが日本が抱える国内問題のほとんどを解決する鍵となりうるわけだ。家族を支える政治。家族を支える女を支える政治。その辺が大事なんじゃないのかな。
3・11の震災以来、私たちは“絆の再生”を謳ったんじゃなかったっけか。


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