めんどくせぇことばかり 『韓国のホンネ』 安田浩一 朴順梨

『韓国のホンネ』 安田浩一 朴順梨

ちょっと前の本なんだけどね。どれくらいかって言うと、いわゆる“嫌韓本”のブームが本格化する前。ものを考える材料としては、 “嫌韓本”はあんまり良くはないよね。すっきりは、するかもしれないけどね。この本あたりだと、以下にも書いたけど、すっきりしないんだよね。それでその、すっきりしない理由を考える。

まあ、いろいろな立場から書かれた本があるってことが大事だね。
過去記事で~す

本当のところ、韓国人たちは自国にどれだけの思い入れがあるのか?そして本当のところ、日本に対してどう思っているのだろう。「反日思想」は果たして建前なのか、それとも本気なのか?『ネットと愛国』で講談社ノンフィクション賞を受賞した気鋭のジャーナリスト、安田浩一と、元在日韓国人三世のライター、朴順梨がタッグを組んで、現地を特別取材 !! 初めてあぶり出された今を生きる韓国人の考え方。

背表紙には、上のように書かれている。‘はじめてあぶり出される’ということは、日本人が一般に抱えている思われる「韓国人観」は、間違っているのか。ならば何が・・・。私たちはなにを見誤っているのか。そう、思いながら読み進めた。

『韓国のホンネ』 安田浩一 朴順梨『韓国のホンネ』 安田浩一 朴順梨
(2013/02/28)
安田 浩一、朴 順梨 他

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市井の若者から‘韓国ネトウヨ’まで
読後の感想は・・・、“すっきりしない”ということだった。それは、この本の内容への全否定として言っているのではない。この本にもちょくちょく出てくる言葉に、日本人の受け止め方と韓国人の受け止め方には“ズレがある”というところから来る感想だ。“ズレがある”し、“かみ合わない”のだ。「独島は韓国固有の領土」、「日本の歴史認識は間違っている」と言われて、「竹島は韓国に不法に占領されている」、「韓国人こそ歴史を正面から見るべきだ」と言い返すことは、対立しているけれども“ずれてない”し、“かみ合ってる”。

しかし、その日本人からの反論に対して、「韓国人をそんなにあおらないでほしい」と言われたらどうか。それは、“ズレている”し、“かみ合ってない”…ということになる。だから、・・・“すっきりしない”ということだ。一体この本をどう受け止めればいいのか。
韓国人フリーライター崔碩栄(チェ・ソギョン)は二〇一二年秋に『韓国人が書いた韓国が「反日国家」である本当の理由という本を出版している。出版を思い立った理由は、「韓国人が反日を叫ぶようになった理由を知りたかった」ということであるという。彼に言わせれば、韓国人は決して日本人が嫌いではないという。‘竹島や慰安婦などの問題が韓国人を半日にした’ということ自体に疑問を持っているという。
かつて、韓国では日本文化が解放されていなかったにもかかわらず、日本の歌謡曲があちこちから聞こえてきたという。民主化された今の韓国では、街中で日本の曲を聴くことはないという。

さらに、崔碩栄の言葉を追ってみる。

統治時代に抗日運動に走った韓国の国民的英雄金九についてである。彼は、一九四九年に金九が安斗熙に殺害されたことに関して、
「安は後に釈放されているが、彼も一九九六年に金九の信奉者によって撲殺されている。しかし韓国では、この犯人を愛国者としてたたえる傾向が強い。どんな理由があったとしても犯罪は犯罪。でも保守派も進歩派も、この事件に関してはなにも言及していない」【本書では金九の功績を“韓国臨時政府主席、伊藤博文暗殺への関与”としているが、金九が伊藤暗殺に関与したという話は知らない。無関係の日本人商人を虐殺したことのほか、多くの暗殺者を放って日本人、韓国人へのテロを繰り返したことは事実だが】

「一番の問題はマスコミです。日本を叩いたら記事にするから、それに乗じる大学教授や知識人は多い。市民団体だって、日本をバッシングすれば取り上げられる。・・・それを喜んでみている人たちがいる。反日感情は歴史問題からきているのではなく、イデオロギーと商売にすぎません」

これ聞くとやり切れないでしょう。だからこそ、これを日本人が正面から受け止めて反応すると、「日本人はそんなに韓国人をあおるな」となる。日本人こそいい面の皮だということだ。だから、‘すっきりしない’なのだ。

それでも、そんな韓国人たちの反日’意識を浮き彫りにしただけでも、この本には価値はある。しかし、すべてを受け入れるわけにはいかない。釜山外語大名誉教授と安田氏の会話にこうある。
歴史を学び、日本をも知る金教授に私は訊ねた。「先生、領土問題に「終着駅」はあるんですかねぇ」 「ないですね。ないと思いますよ」金教授はさらっと言ってのけた。そして独り言のようにつぶやく。「強くなったり、弱くなったり。くっついたり、離れたり」 「そうだよね」と私も相槌を打つ。
国家を前提にして国益が求められ、国益にかこつけてマスコミがあおり、あおられていることを自覚して国民が踊る。たかがそれだけのことだと。目くじらを立てて反論など互いの範囲をあおるだけで何の意味もないと。

これは韓国人の甘えである。そして彼らは、あくまでも自分らを“被害者”として位置付けている。朴正熙が一九七二年に始めた『正しい歴史認識』に基づく民族教育を受けた世代が、今、韓国社会の中心層になっている。盧武鉉が政権に就いたのは二〇〇三年、若者はその世代である。彼らの歴史の扉は閉じられたままだ。金九や李承晩あたりのならず者をいただいて国が始められたのは、日本の責任ではない。扉をこじ開けるのが怖いのならば、せめて黙っていることはできないものだろうか。

日本が大好きな韓国の女の子(今は立派な女性ですが・・・)が書いた本。韓国人の日本観も多様。

最終章で述べられているのであるが、東日本大震災後、ハワイ大学に務めていた彼女に再び日本に行くことを進めたのは、彼女の母親であったという。「あなたはいつも『日本のために何かがしたい』『日本に対して役に立つ人間になりたい』って言ってたでしょう。きっと、今がその時なんじゃないの?アメリカに居ないで、日本に行くべきよ」・・・子が子なら、親も親・・・と言ったところか。(感動してます)






    


 



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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