めんどくせぇことばかり 『岡田英弘著作集 Ⅴ現代中国の見方』

『岡田英弘著作集 Ⅴ現代中国の見方』

1956
1957.6
1958

1959


1961
1965

1966

1967

1968
1969


1971.5
1971.7
1971.9
1972.2
1972.9
百花斉放百家争鳴運動で国の意見をくみ上げる
反右派闘争・・・共産党批判を右派として粛清
大躍進政策・・・数年で経済的に米英を上回ろうとする毛沢東の経済政策。中国経済の大混乱と、5000万ともいわれる餓死者を出す。毛沢東失脚。
劉少奇が国家主席に就任
彭徳懐失脚・・・フルシチョフが権力を握って彭徳懐の後ろ盾であったジューコフ国防相を追放。林彪に近いマリノフスキーが国防相に就任し、支那では林彪が国防相に
中ソ対立・・・ソ連人技術者撤退、援助打ち切り
林彪が彭徳懐の復活を恐れ、彼の作った軍のシステムをすべて廃止。近代化を捨てて毛沢東主義を鼓吹。林彪・毛沢東同盟成立
劉少奇を失脚させたい毛沢東と、彭徳懐の復活を阻止したい林彪が、文化大革命を始める。彭徳懐、紅衛兵からリンチを受ける。
劉少奇、走資派として批判される
武官事件
林彪が直系の軍を動かしてクーデターを決行し、北京を確保。劉少奇除名。
中国共産党第九回全国代表大会で、林彪を毛沢東の後継者とすることが党規約に盛り込まれる。しかし、このころから、軍に対する林彪の抑えが利かなくなる
ニクソンが米大統領に就任
ピンポン外交・・・名古屋で開かれた世界卓球の機会に、米中が外交を展開
キッシンジャー大統領補佐官が支那訪問
林彪事件・・・林彪死亡
ニクソン大統領が支那訪問
田中角栄首相が支那訪問・・・共同声明で国交正常化


『岡田英弘著作集 Ⅴ現代中国の見方』『岡田英弘著作集 Ⅴ現代中国の見方』
(2014/10/24)
岡田 英弘

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ーしかる後に、南を図らんとすー


第Ⅰ部  現代中国はいかに形づくられたか
現代中国の誕生と日本
中国における少数民族
第Ⅱ部  中国人とは何者か
中国人の意識構造
中国人の行動原理
第Ⅲ部  時局を読み解く
「林彪事件」とは何だったのか
毛・周体制の終焉
鄧小平はなぜ高度経済成長にかけたか
趙紫陽首相来日の意義
教科書問題の教訓
シュルツ国務長官訪中の意味
ヨーロッパからみた天安門事件
なぜ中国は日本と国交を結びたがるのか
周恩来死後の中国
鄧小平独裁と対台湾・ベトナム
教科書問題の核心はどこにあるのか
教科書問題その後
ハイジャック事件を利用した中国の韓国接近
日中関係と日ソ関係を再考する
「孔子批判」のこの一年
「四人組」失脚劇の真相
中国は日本化の道を突き進む
中国党大会と教科書騒動
日米が振り回される中国の外交
中国が日本に朝貢する時代
第Ⅳ部  現代中国の諸相
中国人に頭を下げるな
中国人と「ことば」
直言コラム三題
「病める中国」探訪記
社会主義国家の特権階級
アントニオーニの映画『中国』
漢字が苦手な中国人
なぜ中国人はロシア人を嫌いか
中国人はアメリカ人が嫌い
恐妻家としての毛沢東
文字の国の悲哀
「中国病」の研究
歴史は繰り返すか
第Ⅴ部  発言集  
中国人とは?
中国の歴史と現在
中国に未来はあるか

本書の核心は第Ⅲ部の《時局を読み解く》にある。でも、読み出があるよ~。もちろん、そのほかの部分も大変勉強になる。そこに出てくる支那人と支那社会への理解があるからこそ、時局を読み取れるんだろうな。上の年表は、その中で最初に書かれている《「林彪事件」とは何だったのか》、《なぜ中国は日本と国交を結びたがるのか》に書かれていることをもとに調べてみたんだけど、著者の言ってることがぴったり符合する。

大躍進政策のときには、同時に人民公社化が進められた。食事は共同で取るようになり、家族で家で食事することは禁じられた。さらに、夫婦は家で一緒に寝てもいけない。一緒にいたければ、休息の家というところに行って、一組一時間の時間をもらう。かわいそうに休息の家の前で農民の夫婦が行列を作り、何時間も待ったそうだ。結果として・・・、支那経済は壊滅した。

文化大革命時、紅衛兵は党の組織や政府組織まですべて破壊した。1967年1月、林彪は軍事管制を敷いて党と政府の代替とした。しかし、軍でさえ一枚岩ではなく、この事態が軍同士の内乱を招く。武官軍区の軍隊と、林彪が派遣した中央軍の戦いで武官事件と呼ばれる。軍の中世すら危うくなった事態に、毛沢東と林彪はクーデターを決行して劉少奇を完全に失脚させた。

冒頭のように年表式に並べてみるとよくわかるね。毛沢東は、林彪の軍に対する影響力に影が差したあたりで、林彪から周恩来に乗り換えてるんだな。周恩来にしてみても、米国との和解、日本との国交正常化は大きなかけで、この賭けに負ければ、周恩来だけじゃなく『中華人民共和国』の運命が変わっただろう。日本の膨大な投資が、『中華人民共和国』は、跡形もなく吹っ飛んでただろうな。
そういうわけで、中国は今、非常に危険な状態になっており、それが今の日中問題の真相だと私は考えているのである。
本書P175
上は、著者が第Ⅲ部《時局を読み解く》の中で著者が書いているんだけど、これ書いたの1972年なのよ。本当にすごいね。

すごい面白いんだけど、実はまだ、半分チョイしか読み終わってない。本当に読み出があるよ。





    


 



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本










































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