めんどくせぇことばかり イスラム国(覚書)『イスラーム 生と死と聖戦』 中田考
FC2ブログ

イスラム国(覚書)『イスラーム 生と死と聖戦』 中田考

グローバル化はうんざりだ。ねっ、あなたもそうでしょ。世界の平均化なんて絶対ありえないことで、グローバル化っていうのは、結局アメリカのやり方を受け入れるかどうかってことだよね。日本なんかにしてみれば、なんといっても直接アメリカに敗戦して占領された国だから、いいとか悪いとかの問題じゃない。アメリカ組の軒に鎖で繋がれた。それでも長い間、ソ連っていう親分さんがいて、アメリカに対抗してたから、アメリカも底力のある日本を、そう無碍に扱うわけにもいかなかった。

でも、ソ連組も潰れたからね。日本も含めて、世界中が「グローバル化の時代」なんて言われて、アメリカのやり方の受け入れを迫られてるわけだ。

「資本主義の行き着く歴史的必然」なんて言われてた社会主義が、机上の空論であり、結局、独裁体制養成ギブスに過ぎないことが露呈した今、資本主義はいよいよその本性である強欲を隠そうともしなくなる。少しでも乗り遅れまいと世界が動く中、アッラーに“従う”ムスリムたちは、「従えない」と主張したのだ。グローバル化という名のもとに国境を越えようとする強欲資本主義と同じように、イスラームもカリフのもとに国境を越えてつながるグローバルな宗教だった。アメリカの強要するグローバル化を受け入れることは、アッラー以外の者に“従う”ことだった。


『イスラーム  生と死と聖戦』 中田考『イスラーム 生と死と聖戦』 中田考
(2015/02/17)
中田 考

商品詳細を見る
ームスリムの死生観を分かりやすく解説ー
弁護士ドットコムNEWS 2015/1/22
「交渉できるならイスラム国に行く用意がある」中田考氏
http://www.bengo4.com/topics/2582/
(抜粋)
安倍総理が言ったとおり、日本は、イスラム国と戦う同盟国側に援助するわけですけども、あくまで人道支援に限られるという論理は、イスラム国に対しても同じように適用されるべきだと思っています。

これまでも、人道援助、経済援助の名のもとに、アフガニスタンやイラクに関して、日本や国際社会は多くの援助をおこなってきましたが、それが適切な人のもとに届いていなかった。特に、スンナ派の人々の扱いが非常に悪かった。それが、今回の事件の根源にあります。

現在のイスラム国の前身は、イラクのスンナ派イスラム運動です。彼ら自身は、アメリカによってイラクが攻撃されたことを、彼らの体験として覚えています。サダム・フセイン政権が倒れたときは、彼らも含めてほとんどのイラク人は、アメリカを歓迎していました。それが数カ月で「反アメリカ」に変わった。空爆その他で、たくさんの人が、特に女性や子どもが殺されたが、それに対して、まったく補償がされていない。現在、それが繰り返されており、イスラム国の支配地域で、多くの人びとが殺されています。

国際赤十字、中東地域では「赤新月社」と呼ばれている団体は、イスラム国の支配下にあるところでも、人道活動を続けていると聞いています。私の提言としては、イスラム国が要求している金額が日本政府の難民支援と同額ということですので、難民支援・人道支援をおこなうという条件を課したうえで、赤新月社を通じて、またトルコに仲介役になってもらって、難民支援や犠牲になっている人の支援をおこなうことが合理的であって、どちらにも受け入れられるギリギリの選択ではないかと思っています。

日本ではあまり大きく報道されていませんでしたが、イスラム国は1月17日に、ヤジーディ教徒350人を無償で、人道目的で解放しています。一つのメッセージだと考えるべきだと思います。

中田さんは、北大生をイスラム国に斡旋したということで世間を騒がせることになりましたね。この本の中でも書いている。「これまでにもイスラム圏に行きたいという人がいれば、現地の知人に紹介してきた」と。同時に、戦闘員としてイスラーム国に行くよう進めたことは一度もないそうです。

中田さんが、このイスラーム国をどうとらえているのか。その論点を紹介しておきます。そんな興味から手にとって頂いてもいい本だと思います。まずは、イスラーム国の登場を段階的にまとめてみると・・・。
  1. ビンラーディンはムスリムを迫害する異教徒をアフガニスタンから追い出そうというシンプルな発想で、特別な思想はない。
  2. ビンラーディン後、アルカーイダのリーダーとなったザワーヒリーは、今ある領域国民国家の枠組みで地域的なイスラーム国家を作り、それらの連合によってカリフ制を樹立しようとした。
  3. イスラーム国は領域国民国家の枠組みを越えたカリフ制の復興をめざした。歴史上の初代カリフと同じなを持つアブー・バクル・バグダーディがカリフの地位についた。
二〇世紀のイスラム諸国の指導者たちは、欧米列強の世界戦略によって決められた国際秩序のなかで権力を維持することに満足してきた。パレスチナを放置したままで、である。だから、イスラーム国が登場した。さて、ムスリムならカリフ制を支持する義務がある。さて、そこで中田さんの言う論点です。
1 彼らの唱えるカリフ制は本物か
2 国境の開放をどう評価するか
3 統治のあり方
全部書いちゃあダメだよね。でもね、どうも中田さんは、現在のイスラーム国のあり方を悲観的にとらえているようだな。





    



にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
関連記事

テーマ : 本に関すること
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


現代とはなぜこんなにも棲みにくいのか。
前近代から近現代へと変貌し続ける世相の本質をつかみ生き方の支柱を示す。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事