めんどくせぇことばかり 『野垂れ死にの覚悟』 曽野綾子 近藤誠

『野垂れ死にの覚悟』 曽野綾子 近藤誠

昨年六月に出た本だったか。ちょっと時間がたったけど、本屋でふらふらしてたら、“野垂れ死に”って文字が目に飛び込んできた。その前には気づきもしなかったので、その時がたまたま、そんな心持だったのかもしれない。・・・“そんな心持”って?・・・なんて言うかな。“野垂れ死に”がとても魅力的に感じてね。

内容は、曽野綾子さんと近藤誠さんの対談。曽野綾子さんはちょっと前に新聞のコラムで、「もう20~30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、私は、居住区だけは、白人、アジア、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった」って書いて、“問題”として取り上げられていた。
JCASTニュース 2015/2/18
曽野綾子氏、抗議来る理由「全く分かりません」 「アパルトヘイト許容」指摘も撤回する気なし
http://www.j-cast.com/2015/02/18228207.html

海外メディアを含めて、これを“問題”として取り上げた。全体の論調としては、南アの駐日大使が言うように「アパルトヘイトを許容し、美化した」ということのようだった。曽野さんも「差別ではなく区別」と反論したが、問題はそれ以前だ。例えば今、南アは日本なんかに比べてものすごい高い犯罪発生率を抱えている。人が殺され、女が犯されるのが日常なら、対策を立てるのが当然。それに居住区を分けることが有効なら、それは議論されるべき一つの方法だ。

“平等”を錦の御旗に掲げるやつほど、“平等”の名のもとに行われる理不尽を放置して平気の平左を決め込む。そりゃ卑怯ってもんだ。
『野垂れ死にの覚悟』 曽野綾子 近藤誠『野垂れ死にの覚悟』 曽野綾子 近藤誠
(2014/05/24)
曽野 綾子、近藤 誠 他

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ー野垂れ死にが普通になる時代が一度は来るー

第1章  野垂れ死にの覚悟
第2章  治療しない医者と、医者にかからない作家
第3章  一生ジタバタ、でもサッパリおさらば

対談のお相手の近藤誠さんって、・・・ガンの治療をすることで、命を縮めることになる・・・って言うような本を書いているお医者さんですよね。だから、本書の内容もエグいことエグいこと。ったく、第2章では上手な死に方まで教えてる。ちなみに確実に死ぬなら“水絶ち”か“凍死”、比較的ラクなのが“お風呂でぽっくり”か“熱中症”だってさ。

二十代、三十代から“死ぬ”ことへの関心が強かった。怖かったんだろうな。まあ、今でも怖いは怖いよ。未知の体験だからね。でもそれって、生きてる時に考えてもしょうがないことだと分かってきたからね。“じゃあ、いつ考える”って?・・・ん~、死んでからでも考えれば・・・。第三章の題名『一生ジタバタ、でもサッパリおさらば』って、意外に深いように思える。

人間到る処青山あり・・・行き着いた先で倒れればそれで・・・ね。

カバーの折り返しに『年金も介護制度も行き詰まり、野垂れ死にが普通になる時代が一度は来る。その時、自分を誰とも比べず、「私はこれでいい」といえる覚悟ー』とある。これって、「自らを由とする」、“自由に生きた”ってことだよね。





    




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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