めんどくせぇことばかり 『イスラム教徒への99の大疑問』 佐々木良昭

『イスラム教徒への99の大疑問』 佐々木良昭

変わり目は《アラブの春》だったよね、やっぱり。

2010年4月、アメリカの政府筋の働きかけで「国際政治と経済状況のレクチャー」が開催され、チュニジア、エジプト、リビアといったアラブ各国のインテリ層の若者が招待されたという。アメリカはその場で、モバイルを使用した大衆伝達のノウハウを彼らに教えたという。

2010年12月、大学を出たものの仕事にあぶれ、やむなくチュニジアの地方都市の青空市場で無許可で野菜を売っていた青年がいた。彼は女性警察官に咎められ、売り物の野菜を蹴り飛ばされた。彼の名はムハンマド・ボアジシ。メンツの大事にするイスラムの男だった。屈辱にブチ切れたムハンマド青年は、その場で油をかぶって焼身自殺を遂げた。これが、今にまで続く長い、《アラブの春》の始まりだった。

2011年1月、争乱発生からわずか1ヶ月でベン・アリ政権は崩壊した。ベン・アリの逃亡寸前、ヒラリー・クリントン米国務長官が発したコメントは、アメリカの中東戦略を象徴するものであった。

『アメリカは民主主義の支持し、大衆の行動を支持する』

すでに刑死に追い込まれたサダム・フセインに続き、ベン・アリはサウジアラビアに逃亡し、カダフィはなぶり殺しに追い込まれ、ムバラクは病院送りとなった。

『イスラム教徒への99の大疑問』
経団連21世紀政策研究所アナリスト イスラム教徒 佐々木良昭

プレジデント社
ーイスラム教徒16億人の100%リアルな実像ー


問3 慈悲と慈愛のイスラム教徒が、どうして戦争を繰り返すのですか?
問4 頻発する戦争の一番の原因は、石油や地下資源の争奪戦だという見解がありますが?
問5 中東の紛争の原因を読み解くために、どんなところに注目すべきでしょうか?
問6 『アラブの春』が、小国チュニジアから火の手が上がったことに、なにか理由があったのですか?
問8 イスラム圏では、男性の奥さんや恋人をほめない方がいいと聞いたことがアリますが?
問13 「公開処刑」や「石打ち刑」は今でも行われますか?
問14 「名誉の殺人」という言葉を聞くが、イスラム世界では名誉を守るためには殺人も許されるのか?
問19 「アラブ」と「中東」の違い、また、「ムスリム」と「イスラム人」の違いは?
問25 イスラム世界では、どんなタイプの男性がもてるのですか?
問26 「スンニ派」と「シーア派」は一体どこが違うのですか?
問27 イスラム教徒は、どうして自らの命を犠牲にして自爆できるのですか?
問30 普通のイスラム教徒とイスラム原理主義者は、どこが違うのですか?
問34 サダム・フセインやカダフィ大佐に見られた独裁は、「悪」なのでしょうか?
問37 現在、中東のイスラム諸国軍の中で、一番力を持っているのはどの国ですか?
問39 イスラム教徒から見て、ユダヤ教徒やキリスト教徒は、イスラム教徒とどこが違うのですか?
問44 日本の女性は、イスラムの男性に人気があるのですか?
問47 制約の多いイスラムの女性は、どんなところでフラストレーションを発散しているのですか?
問48 イスラムの女性は差別されているのですか?別の見方がありますか?
問57 部族内婚の多いイスラム圏では、やはり子供を埋めない女性は辛い立場なのでしょうか?
問58 イスラム教徒の女性は浮気しませんよね?
問85 イスラム圏の人々から見て、「ここがヘンだよ、日本人」と感じるのはどんなところでしょうか?
問86 IS・イスラム国ってなんですか?
問91 ISは、戦闘員に支払う俸給などの資金を、どうやって稼いでいるのですか?
問92 どうしてトルコは、それほどまでにISを応援するのでしょうか?
問93 ISをサポートしたはずのアメリカが、手のひらを返して壊滅作戦に出たのはどうしてですか?
問99 私たち日本人は、イスラム社会とどう向き合っていけば良いのでしょうか。

キリがないので、こんだけの紹介にとどめたけど、興味を持って読んだ“問” は、実際にはこれよりもたくさんあった。ここに上げたものだけ見ても、いずれも一言二言つけ加えたいところなんだけど、・・・それこそきりがないんでね。

だから感想を二つだけ。

本質を考えれば、イスラムは変われない。それが一神教であるし、ムハンマドを最高にして最後の預言者としたんだから、変われるはずがない。変われないものの中に、イスラム教は発生時代のアラブの社会的状況の多くを巻き込んだ。

女に関する彼らの感覚もそうだよね。女たちを世に出すためにはフセインやカダフィ、アサドのようなやり方しかないんじゃないかな。

もう一つ、上記に関わってくる問題であるが、この本は、一部、アラブとイスラムを、明確に区別せずに書いている。それがイスラム共通のことであるのか、アラブ特有のことであるのか、判別が難しい。中東のイスラム、アフリカのイスラム、アジアのイスラムって、自ずから違うと思うんだけどね。

今話題の、イスラム教過激派、イスラム国の理解に関しても、大変意義深い本だと思うよ。






    




 


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うちの納戸の食料品置き場は、さばの水煮、味噌煮はじめ、安い缶詰がゴロゴロしてる。缶詰は工場商品だから、天気に左右されたりしないしね。とくに魚系は缶詰じゃないと、毎日食べるってのは難しい。100なんぼで買ったの缶詰を、家族四人の朝飯のおかずの一つにできれば、これは安上がり。

トマト缶なんかもそうだけど、栄養面で、フレッシュにそう劣るわけでもないって聞いたよ。

DSCF2598.jpg 右は我が家の常備菜の一つ。“我が家” といっても私が作って、私が食ってる言わば私の常備菜、《さばのそぼろ》です。そのままご飯にかけたり、納豆に混ぜたりしてる。

チャーハンなんか作る時は、卵に刻みネギに、このさばそぼろを混ぜれば形が整う。もしも、菜っ葉系の漬物があれば、きざんで混ぜ炒めれば、絶品です。
もとの姿は、一個120円のさば水煮缶詰。上出のタッパのさばのそぼろは、さば水煮缶詰二つをフライパンで二十分ほど水分飛ばして炒ったもの。塩、甘み(うちの甘みは全て甘酒)、ごまを適当に加えてあるだけ。DSCF2597.jpg
水煮と入っても、もともと十分な味が付いているからね。右のさば味付け缶詰(みそ煮です)でも問題なくうまいけど、水煮のほうが飽きが来ないかな。《さばのそぼろ》そのものも瓶詰めとかで売ってるけど、味、量から考えて、半値以下で済んでるはず。・・・ご飯にかけるだけで、孫が喜んで食うんだ。
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無理に停戦させても、紛争の原因たる火種を凍結するだけだ。

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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