めんどくせぇことばかり 『ディベートが苦手、だから日本人はすごい』 榎本博明

『ディベートが苦手、だから日本人はすごい』 榎本博明

私も気づいていたけど、声に出しては言えなかった。学校に導入された教育ディベートとは、競技のように競い合うことで説得力を鍛えるというものの、言い換えれば、人を言い負かす技術。負かされた方からすれば、痛みを伴う“言葉の暴力”にもなりかねない。

“ディベート”っていうのがもてはやされるようになった頃、自分が一生“ディベート”から自由でいられるようにと、心から祈った。きわどい接近遭遇はあったものの、お陰で“ディベート”の惨禍を対岸の火事でやり過ごすことが出来た。今や、“ディベート”の方で私を避けて通る状況となった。これもひとえに、私の人徳にほかならない。

『ディベートが苦手、だから日本人はすごい』
榎本博明
¥821

朝日新書
ーディベートなんか、下手ピで結構ー
Ⅰ部 私たちが見失ったもの
第1章  「抑制の美」を忘れたクレーマーたち
第2章  節度なき風潮ー欧米流の自己主張
Ⅱ部 日本人の心の品格
第3章  日本文化に根づく「対決しない心」
第4章  つつましさと思いやりの美徳
第5章  日本人の心は日本語で作られる

残念ながら、今の子どもたちは、向き不向きにかかわらず、小学校の時分からこの“ディベート” のトレーニングを受けさせられる。ディベートの早期導入に積極的な千葉大学教育学部教授藤川大祐さんは、ディベートの教育における重要性を次のように言う。
日本においては、集団の中で価値観や態度が類似であることが求められる傾向がある。つまり、対立を表面に出すことが避けられ、多数派に調子を合わせなければならないという同質原理が強く働くのである。 同質原理が支配する学校では、子どもたちは互いに空気を読むことが求められ、その内部での権力関係が固定しやすい。いわゆる「スクールカースト」と言われる実質的な階級制が機能して、上位の者の考え方に下位の者が合わせることになるのである。こうした共同体では、力ある者が不正行為やハラスメントを働いても、誰もそれを止めることが出来ず、モラルが崩壊し、共同体の存続が危うくなることになる。

《「スクールカースト」と言われる実質的階級制》というおどろおどろしげな言葉ははじめて聞いた。《・・・言われる》と藤川さんは言うが、藤川さんが言いふらしてるんじゃないのか。カーストとは本来ヴァルナ。宗教的浄不浄感を伴う階層性に職能差別が結びついて社会の流動性を封じ込めたものだが、そんなおどろおどろしいものが教室内に存在すると、藤川さんは本気で言うのか。
ディベートは、学校を日本において支配的な同質原理から異質原理に基づいた空間に変えるのに役立つ。ディベートは社会には多様な意見があることを前提として、相手の意見を傾聴し、自らの考えにおかしいところはないかを吟味していく作業でもあるからである。 学校や地域社会で異質原理が機能すれば、深刻ないじめの発生を抑止できるだろう。ディベートは学校空間を健全なものに変えていく上で極めて実効性のある教育なのである。

千葉大教育学部の学生さんは、この程度のお話に付き合わされているらしい。藤川さんの言う日本で支配的な同質原理はディベートによって異質原理に置き換えられるべきものらしい。同質原理の本質、存在意義には何ら触れられていない。また同様に、異質原理によって異質原理社会にもたらされた悪弊にも何ら触れられていない。にも関わらず、異質原理が機能することによって《深刻ないじめの発生を抑止できる》ことには何ら疑問の余地がないかのように言う。有色人種という異質を頑ななまでに受け入れようとしないそれらの国の問題に、なぜそこまで盲目になれるのか。

・・・おいおい。・・・千葉大教育学部の学生さんは、藤川先生にディベートを挑んだほうがいい。





   




 


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うちの納戸の食料品置き場は、さばの水煮、味噌煮はじめ、安い缶詰がゴロゴロしてる。缶詰は工場商品だから、天気に左右されたりしないしね。とくに魚系は缶詰じゃないと、毎日食べるってのは難しい。100なんぼで買ったの缶詰を、家族四人の朝飯のおかずの一つにできれば、これは安上がり。

トマト缶なんかもそうだけど、栄養面で、フレッシュにそう劣るわけでもないって聞いたよ。

DSCF2598.jpg 右は我が家の常備菜の一つ。“我が家” といっても私が作って、私が食ってる言わば私の常備菜、《さばのそぼろ》です。そのままご飯にかけたり、納豆に混ぜたりしてる。

チャーハンなんか作る時は、卵に刻みネギに、このさばそぼろを混ぜれば形が整う。もしも、菜っ葉系の漬物があれば、きざんで混ぜ炒めれば、絶品です。
もとの姿は、一個120円のさば水煮缶詰。上出のタッパのさばのそぼろは、さば水煮缶詰二つをフライパンで二十分ほど水分飛ばして炒ったもの。塩、甘み(うちの甘みは全て甘酒)、ごまを適当に加えてあるだけ。DSCF2597.jpg
水煮と入っても、もともと十分な味が付いているからね。右のさば味付け缶詰(みそ煮です)でも問題なくうまいけど、水煮のほうが飽きが来ないかな。《さばのそぼろ》そのものも瓶詰めとかで売ってるけど、味、量から考えて、半値以下で済んでるはず。・・・ご飯にかけるだけで、孫が喜んで食うんだ。
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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