めんどくせぇことばかり 追悼 岡崎久彦様 『国際情勢判断半世紀』 岡崎久彦 

追悼 岡崎久彦様 『国際情勢判断半世紀』 岡崎久彦 

岡崎さんは昭和五年生まれだったのか。親父とおんなじ世代だな。親父は昭和三年だからさ。その親父が死んで、はや一〇年か。何だかさ、この本読んでいて、ところどころで親父の顔が思い浮かんだ。

敗戦は一五歳でしょ。親父は一六歳。でも立場は違うけどね。親父は貧乏公務員のこせがれで七人兄弟の二番目の長男。国民学校高等科を出て、昭和電工に小間使いとして働きながら定時制を出て兄弟姉妹の面倒を見た。

岡崎さんは、紀州藩出身で農林相も務めた立憲政友会の重鎮、岡崎邦輔の孫。邦輔は陸奥宗光の従兄弟に当たるっていうんだからね。

でもね。そんな立場を超えて、同じ時代を生きた日本人を感じるんだ。この二人の、今は亡き日本人には・・・。

敗戦を一五・一六歳で迎えたってことは重大だと思うんだ。人格はほぼ完成されていて、そこまでに受けた教育は戦前の者。・・・ということは戦前の人間なんだな。しかも、岡崎さんはもうしばらくの間、学生として自由な思考力をはぐくむ時間に恵まれる。生活に追われてはいても、岡崎さん同様、親父も社会的責任からは自由な立場にあり、占領軍に精神の自由を侵される心配もなかった。そのあたり、祖父は多少、苦しんだらしいが・・・。

そのせいか、健全だよね。精神が・・・。
『国際情勢判断半世紀』  岡崎久彦 

育鵬社 ¥1,836

ー鷲鳥は群れずー

 戦後、昭和二二年、二三年頃には、東大でもマルクス主義が復活しました。その背景には、米国による初期占領政策とマルキシズムの意図が。ぴたりと合ったことがあります。アメリカの初期占領政策は、今までの敵だった日本が精神的に復興しないこと、自分の国を守れるような国にしないことが目的だったからです。
 共産党の政策は、中国やソ連が日本を占領するときに備え、あらかじめ抵抗精神を奪っておくことですから、目的は同じです。そしてGHQの言うとおりに日教組が学校で教えることになるわけです。
本書p35
だから、その世代の人たちって、そういう教育を受けてるわけだよね。もちろん学校教育だけじゃなく、GHQは公職追放や私信を含めた徹底的な検閲、多種多様な社会教育を通して日本人を精神的に支配した。

そんな精神支配から自由でいられたのは、やっぱり生まれた時代も微妙に関係しているんだろうな。もっと早い大正世代は戦争まっただ中の世代で戦場体験はあまりにもリアルすぎる。戦後になると、彼らや明治後半世代は、社会的にその指導的立場から、人生を左右されることになる。

国民学校世代なら、墨塗り教科書で戦前日本を否定させられる経験を持つわけだし、さらに若けりゃちょうど上記の世代になる。

たとえば大江健三郎なんて昭和一〇年生まれなわけよ。ちょうど一〇歳で精神は激震を受けたんだろうね。もしも、そこを通りぬけてりゃあ、何かが違ったかもよ。

なんだか、長い間 ”左じゃなきゃ右”って言われてさ。最近、少し雰囲気が変わったかなって思ったら、“右じゃなきゃ左” っていう言い方もあるとか、ないとか。

岡崎さんは“保守派の論客”?・・・そのあたりにご自身が触れている部分があった。というのも、もともと岡崎家は大正デモクラシーを体現するリベラルな家系なんだそうだ。そう、リベラルって、別に“個人主義”とか“反国家”であることを求められるわけじゃないよね。親父もそうだったけど、右だろうが、左だろうが、私を捨てて公のためを図るっていう姿勢に変わりはなかったよね。 
『戦前の人はみんな愛国者です。戦後左翼の盛んなころは、そういう考え方をオールドリベラリストと呼びました。そういう意味では私は根っからのオールドリベラリストと言えるでしょう』


私は、安易に左に走って、親父に迷惑をかけた経験がある。何にも言わなかったけど、親父はがっかりしたことだろう。・・・ちょっと、墓参りでも言ってくるかな。父の日がどうのってわけじゃないけどさ。








 


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今日も山を歩いてきた。この間、土曜日に特出で働いたんで、こういう平日に休みが取れるといいね。二時間ほど歩いてきたんけど、途中であったのは一人だけ。私とおんなじようにウォーキングポール使っている人だった。

実は、まともに歩けばもっと人にあったかもしれない。今日は、道を外れてみました。たまたま正規の山道に戻った時にあったのが、さっきの人。

道を外れると入っても、山仕事の人は入ってるからね。深入りしなけりゃけっこう歩けるくらいの跡はついてる。入ってみたら、先の方に、けっこう松の大木がある。「へぇ~、こんな大木があるんだ」・・・そう思ったらもう止まらない。谷に降りて、急斜面を横切り、尾根に向けて直登。ああ~、楽しい。夢中になっちゃった。
ちょっと足が痛い。休もう。

な~んにも持ってこなかった。・・・喉が渇いた。そんな時はこれ。イタドリ。ウィキペディアで見てみたら、別名はスカンポ、イタンポ、ドングイ、ゴンパチ、エッタンだって。でも、うちの方ではこれをシーカンボと読んでた。遊びに行ってのどが渇いたら、これの皮を向いて水っぽい茎を食った。
イタドリ
DSCF2614.jpgガキじゃありませんからね。ちゃんとナイフ使ってね。皮も歯でかんで外さずに、ちゃんとナイフでね。なんにも持ってない時でも、なぜかナイフだけは持ってるんだよな。DSCF2615.jpg
最近はなんでもないのにナイフ持ってると、なんだかいけないみたいなんだけどさ。別にちっとも珍しいもんでも、高価なもんでもなんでもないけどね。いつどこで買ったかすら、覚えてないな。まあ、神田のさかいやスポーツだと思うけど・・・。少なくとも三〇年は使ってるな。



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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