めんどくせぇことばかり 内田樹さんの靖国論(覚書)『日本戦後史論』

内田樹さんの靖国論(覚書)『日本戦後史論』

この本のなかで、とあることに関連して、私は完全に内田さんと同じ意見で、なかなか同調者を見つけるのが難しいことであったので、とても感動したと書いた。今日はそれについて書こうと思う。それは、“靖国神社” について。
萩反射炉、松下村塾、三池炭鉱万田坑、三池炭鉱宮原坑、旧集成館・反射炉跡、旧集成館・機械工場、韮山反射炉、橋野高炉群、他

石見銀山あたりから、ちょっと世界遺産にも首をひねり始めた。富士山がきて、富岡製糸場、さらに今回の「明治日本の産業革命遺産群」とあっちゃあ、もはや日本そのものを世界遺産に登録申請しないと理屈に合わない。
世界遺産

それにしても「明治日本の産業革命遺産群」の世界遺産登録申請の事を知ったのはいつ頃だったか、一年は経ってないかな。韮山の反射炉を見学に行った友人から、「こんな垂れ幕が・・・」と教えられた。誰だって、「なんだそれ?」って思うでしょう。薩長肥に徳川、南部??? それに産業革命遺産群のなかに松下村塾???

いつまでたっても分からない人たちだな。いまだに“勝てば官軍”かよ。いまだに“白河以北一山百文”かよ。
『日本戦後史論』 内田樹 白井聡

徳間書店 ¥1,620

一九二二年に山県有朋が、二九年に田中義一が死んで、陸軍における長州の支配が終わり、次世代が登場する。その世代が日本を戦争に引きずっていったというのが内田さんの思うところのようだ。私は単純にそうは思わない。あの戦争は薩長の始めた戦争だという意識すらある。

佐賀の真崎甚三郎、仙台の相沢三郎、信州の永田鉄山、岩手の東條英機、庄内の石原莞爾、岩手の板垣征四郎なんて名前挙げられると、ちょっとゾッとしちゃうけどね。彼らは薩長がしいたシステムの中で成り上がってきたに過ぎないはずなんだ。確かに彼らの前の世代は、藩閥の恩恵に浴せなかった。自分たちの代になって初めて、・・・一九三〇年代から陸軍上層部に登ることができるようになった。そこに内田樹さんの言う《明治維新以来の近代日本の統治システムそのものを否定しようとする“賊軍のルサンチマン”という名の憎悪》があるのかどうか、それは確かめようもない。ただ・・・

靖国は戊辰戦争の官軍兵士を祀る神社で、賊軍兵士の鎮魂のためのものではない。怨霊信仰からいえば、滅ぼされた側の人間が《怨霊》にならないように祀らなければいけない。戊辰戦争という政治的戦争の勝者の陣営だけを祀り、敗者を朽ちるに任せた明治の日本は、日本の古来の信仰から大きく逸脱した。

戊辰で倒れたすべての死者のため、敵も味方もなく哀悼の涙を注ぎ、その鎮魂を祈る明治以降の日本であったならば、・・・おそらく違う歴史があったと私は信じる。







 


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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