めんどくせぇことばかり 『クールジャパン!? 外国人が見たニッポン』 鴻上尚史

『クールジャパン!? 外国人が見たニッポン』 鴻上尚史

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《cool japan》はNHKの番組。司会の鴻上尚史が、毎回テーマを決めて、八人の外国人と話し合う。

鴻上尚史は番組を進めていくうちに思ったそうだ。「どうも日本人が考える《cool japan》と外国人が感じる《cool japan》は違うんじゃないのか」

これまで、番組は数多くの《cool japan》を発掘してきた。

そして今、《cool japan》は、番組を越えて歩き始めている。

『クールジャパン!? 外国人が見たニッポン』  鴻上尚史

講談社現代新書  ¥ 821 

二〇〇六年四月からNHKで始まった《cool japan》も、ついに一〇年目に突入
プロローグ  「クール・ジャパン」とはなにか?
第一章  外国人が見つけた日本のクール・ベスト20
第二章  日本人とは?
第三章  日本は世間で出来ている
第四章  日本の「おもてなし」はやはりクール❢
第五章  日本食はすごい
第六章  世界に誇れるメイド・イン・ジャパン
第七章  ポップカルチャーはクールか?
第八章  男と女、そして親と子
第九章  東洋と西洋
エピローグ  これからの「クール・ジャパン」


第二章の《日本人とは?》は面白い。外国人の目から見て日本人の不思議に感じる部分を題材にして話が進むから、日本人の特殊性が際立つんだな。まあそれは、この本全般に通じることだけどね。第三章の《日本は世間で出来ている》は、先にも書いたけど、けっこう考えさせられる日本文化論。その日本人の特殊性の多くが、日本人が「世間に生きている」ことに由来していることを鴻上さんが、「社会に生きる外国人」との対比で解き明かすのでわかりやすい。

クールなおもてなし、日本食、メイド・イン・ジャパン、ポップカルチャーは、どんどん具体例が登場するので、読んでいてもまったく飽きが来ない。

そして、この本の中だけで終わってしまってはもったいなさすぎるのが、第八章《男と女、そして親と子》の寝室問題に「娘と一緒に風呂」問題。それからもう一つが第九章《東洋と西洋》の「食肉用の牛」論争。

ウェンディたちの子供部屋にピーターパンがやってきた時、子どもを放りっぱなしにしてウェンディの父親と母親が何をやっていたのか、よ~く分かった。

無助と一緒に風呂に入っちゃいけないって?心配しなさんな。そんな変態じゃないよ。

そんでもって、「食肉用の牛」論争。これってまるっきり「捕鯨論争」だよ。自分が育てた牛が売りに出される時、涙を流す農業高校生を笑う西洋人には、おそらくなんにも分からない。・・・《cool japan》に出演される彼ら日本通外国人にも、やっぱりわからないみたい。「いただきます」って言葉の意味が・・・。




 


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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