めんどくせぇことばかり 『俺の日本史』 小谷野敦

『俺の日本史』 小谷野敦

んん~、面白い本に出会ってしまったぞ。『俺の日本史』。おおお・・・、文句のつけようがない。何しろ《あいつの日本史》ですからね。“あっしにゃあ、かかわりのねぇ” 次元の話なんでしょ。

・・・、取っ掛かりから構えてるって?・・・そりゃそうでしょ。あのロンドンだってお高く止まらず、“みんなのロンドン、楽しいロンドン、ロンドン、ロンドン、ロンドン❢❢” ってさ、大盤振る舞いしてくれたってのに。“俺の・・・” だもんね。それなりの事書いてくんないと、ただじゃ済まされない。

まあね、そんのくらいは覚悟の上で書かれているようですよ。
『俺の日本史』  小谷野敦

新潮新書  ¥ 821

歴史は、偶然と必然の絡み合い。無理やり“法則” を見出すのではなく、とにかく“事実” を追求するべし
第一章  わからないことだらけの古代
第二章  天皇にならなかった藤原氏
第三章  平氏と平氏(北条氏)が戦った
第四章  北条氏が将軍にならなかったのも偶然である
第五章  南北朝時代は忘れられつつある
第六章  足利幕府はかなり軟弱であった
第七章  日本人が知りすぎている織田豊臣時代
第八章  徳川時代はやっぱり停滞である
第九章  「攘夷」が明治維新を成功させた
歴史は偶然に左右される。まったく同感。淡々と“事実” を探求していけばいい。一番馬鹿らしいのは、イデオロギーにそって事実を取捨し、並べて眺めることだ。一部の人達は、それに喜びを感じ、いってしまう。・・・ああ、なんとも、見るに耐えない。でも、今でもけっこうそういう人がいる。

法則主義に批判的な姿勢をとるが、“歴史は偶然と必然の絡み合い” という以上、法則を認めているかと思ったら、「本書でも“偶然史観” は貫かれる」とか・・・。わかりにくい人だ。

わかりにくいけどなんとなくわかったのは、やっぱり題名にある通り、『俺の日本史』ということだな。《俺の》ものである以上、文句のつけようはないじゃないか。

面白いですよ。いろいろなことを知ってらして・・・。参考にしてみたいような、あるいはそうでないようなこともたくさんありました。よほどの読書家で、私なんかでは足元にも及ばなそう。いろんなことをよく覚えてらしてね。ただ、雑は・・・、雑ね。その辺は、私でも分かるくらいに雑。

でも、やっぱり、《俺の》ものである以上、何一つ文句はない。そういうものとして読むべきだし、あるいは読まないべき書物であるという気がした。なにもよその人にそんなに攻撃的な姿勢を取らなくてもいいんじゃないかなって思うんだけど、仕方がないですね。著者の性格でしょ。雑ではあっても、それなりに面白いのにね。









 


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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