めんどくせぇことばかり 安保法制と徳富蘇峰(覚書)『頑蘇夢日記』 徳富蘇峰

安保法制と徳富蘇峰(覚書)『頑蘇夢日記』 徳富蘇峰

経ニュース  2015/7/29
【安保法案・ヒゲ隊長質疑詳報(5)完】 「リスク負う自衛官に名誉を!」 
http://www.sankei.com/politics/news/150729/plt1507290008-n1.html
今や日本は、一兵寸鉄も帯びず、まったくの丸腰国家となったのである。丸腰国家となったうえは、自力ではない。他力である。栄螺や田螺でさえも、自分の殻をもっている。しかるに日本はまったく宿借蟹の如きものであって、我れ自ら我を護る物は何もない。これで平和とは誠に以て驚き入りたる考えである。我々の見るところによれば、自らの平和を、自らの力を以て保つことなき国家なるものは、未だかつてその存在を見ない。それが在ったとしても、それは決して完全なる国家ではない。属国か、半属国か、あるいは四半属国かに過ぎない。眇たる瑞西でも、自衛の力だけは持っている。他人の仁恵の下に国家は無いが、民族は存在するものもある。しかし、一億近き七、八千万の寄生虫的国家というものは、おそらく世界ありて以来、日本が破天荒であろう。
昭和二十年九月五日      本書P96
『頑蘇夢日記』  徳富蘇峰

講談社学術文庫   ¥ 1,328

明治・大正・昭和を通じた大言論人、徳富蘇峰が終戦後三日目から書き残した膨大な日記

安保法制に賛成であるとか、反対であるとか、ブログの中で意見表明をするつもりはさらさらないんだけどね。いやいや、徳富蘇峰ってのはすごいな。この本を読んでいて思い知らされたのは、《時代》って言うのを理解するってのはつくづく難しい。

私は戦後十五年目の一九六〇年に、埼玉の時代に取り残されたかのような山里に生まれて、今思い起こせば、子供の自分の思い出のあちらこちらに戦争を連想させるものがちりばめられている。実際戦争に行った人たちが、まわりにはいくらでもいた。・・・でも、やっぱり違った。この本を読んで、やっぱり思い知らされた。
この間、過去記事絡めて紹介したけど、二〇一〇年八月に放映された『帰国』。倉本聰さんの脚本で楽しませてもらった。サイパンで散った英霊たちの魂は、現代の日本に帰ってきて「こんな、だらしのない、腰の抜けてしまった日本には、さらさら用はない」と叫ぶ。
ところが、その原作である『サイパンから来た列車』では、英霊たちが帰国を果たすのは、一九五五年の日本だった。英霊の魂は、終戦から十年、一九五五年の日本に対して、「こんな、だらしのない、腰の抜けてしまった日本には、さらさら用はない」と叫んでいるんだ。

《安全保障関連法案に反対する学者の会》というのがあって、往々にしてこういう人たちの声はでかい。私には耐えられない。《学者》という名のりだけで、「おつきあいは御免こうむりたい」と思ってしまう。・・・私とつきあいたいという《学者》は、一人もいないだろうけどね。
彼らは自分は学者であるから、自分の意見は、学者でない一般人の意見よりも重要視されるべきだと思っているらしい。HPがあって、見せていただいた。トレードマークは学者がかぶる帽子らしい。最初に動画があって、東大名誉教授の上野千鶴子という髪の毛の赫い女の人が意見を述べている。
昔の映画で《赫い髪の女》というのがあって、主演の宮下順子が好きだった。右の写真は、『四畳半襖の裏張り』だけどね
ぼうし


そこに、ポチっと押して賛同者であるっことを示すスイッチがあって、今どれくらい賛同者がいるか表示されている。た・だ・し・、賛同者は《学者・研究者》に限るんだそうで・・・。一体何様のつもりでしょう。・・・学者さま?
http://anti-security-related-bill.jp/
夏の夜を涼しく過ごしたい方は、のぞいてみたら・・・。

・・・反省。そういう言い方だけで済ませるのはやっぱり良くないや。赫い髪のご婦人がたの意見も、この場で紹介します。以下のようなご意見です。

私たちは、かつて日本が行った侵略戦争に、多くの学徒を戦地へ送ったという、大学の戦争協力の痛恨の歴史を担っています。その歴史への深い反省から、憲法九条とともに歩み、世界平和の礎たらんと教育研究活動にたずさわり、再び戦争の惨禍を到来させないようにしてきました。二度と再び、若者を戦地に送り、殺し殺される状況にさらすことを認めることはできません。

私たちは、学問と良識の名において、違憲性のある安全保障関連法案が国会に提出され審議されていることに強く抗議し、それらの法案に断固として反対します。

2015年6月
安全保障関連法案に反対する学者の会

安保法制に対する反対表明の最後の部分だけ紹介されていただいた。まあ、徳富蘇峰もビックリサイパンの英霊もビックリ







 


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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