めんどくせぇことばかり 『赤本合格レシピ』 奥薗壽子

『赤本合格レシピ』 奥薗壽子

まいりましたね、この装丁。なんどもこの本が展示されている棚の前で立ち止まったのはずなのに、私の目はこの本の存在を認識しなかった。しかたがないよね。すっかり赤本の装丁なんだもん。何度目だったろうか。私の目は、ようやく《奥薗壽子》という名前をとらえた。その瞬間、この本の装丁の意味を含め、全てを理解した。

赤本、使ってました?いい値段がしたからな。私は先輩のお下がりを使わせてもらいました。そう言えば、この出版元は教学社なんですよね。受験そのもので利益を上げ、受験に立ち向かう受験生たちの腹の虫を相手にしてまた儲けようなんて、なんて素敵な本なんでしょう。
しかも、書いているのが奥薗壽子さん。《TVチャンピオン》で出てきた人ですよね。ズボラ料理研究家としてね。もともとが、山の食当として料理に興味を持った私としては、ズボラ料理こそが料理の王道。しかも受験生応援レシピなら、簡単であることも必須の条件。


『赤本合格レシピ』   奥薗壽子

教学社  ¥ 1,404

多くの受験生の声に答えました。心と体を元気にする受験応援メニューが満載
Part 1  DHA、EPAをおいしく食べられる魚料理・・・さば缶ねぎ焼き 他
Part 2  腸内環境を整える発酵食品レシピ・・・納豆ビビンバ 他
Part 3  便秘解消❢食物繊維たっぷりレシピ・・・れんこん団子 他
Part 4  おなかにやさしいレシピ・・・ねぎ豚にゅうめん 他
Part 5  食欲のないときにおすすめのレシピ・・・オクラカレー 他
Part 6  疲れている時に食べたいレシピ・・・にらのジャージャー麺
Part 7  ビタミン&ミネラルを補給するレシピ・・・にんじんとじゃこのチヂミ 他
Part 8  こころとカラダが休まるおやつ&間食レシピ・・・きなこフレンチトースト 他

自分の時はどうだったろうか。二階の部屋で勉強して、夜中に腹が減って階下に降りる。昔の作りの家だったから、階段を降りたところが居間で、障子一枚で両親が寝ていた。さらに御勝手はその反対側。わたしがゴソゴソやってると、障子の向こうから母の眠そうな声が・・・。「こたつにむすび作っといたよ。新聞紙の下」
疲れ果てて寝ているはずの母だったから、起こしてしまったことが申し訳なくて、成績が伸びなかったことが情けなくて、むすびをほおばったら涙が出た。だけど、感謝の言葉を伝えられるほどの強さもなく、せめて一粒も残さないことがせいぜいだった私だった。

私なんかじゃ伝えきれるはずもないけど、やはりこの本、料理の王道。何しろ愛情があふれている。一人ひとりの元受験生たちが、おそらく母の思い出とともに、鼻孔をくすぐるレシピを持ってるはず。それを考えると、すこしこの本のボリュームには不満が残る。奥薗さんも教学社も、もしかしたらとてつもなく奥深い世界に足を踏み込んでしまったんじゃないかな。

お盆で帰省した際、姪が、「ちょっと前におばあちゃんが夢に出てきて、怒られた」と言っていた。亡くなった人が夢に出てきてくれた経験は、私は一度としてない。とても羨ましかった。





 


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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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