『世界史と日本史 裏話大全』 歴史の謎研究会
編者が〈歴史の謎研究会〉になっている。この“研究会”こそ謎の組織じゃないか。とてつもなくあやしい。
さてこの本、2009年に出た『裏から読むとおもしろい日本の歴史』、2008年の『日本と世界の「近代史」がこの一冊でわかる!』、2006年の『ここが一番面白い!世界史の舞台裏』、2005年の『その歴史常識にはウラがある』の4冊を改題、再編集したものだそうです。
もしかしたらもとになった本もペラペラめくってみてるかも・・・。で、4冊をもとに再編集したってことだから、もちろんつまらない話は取り除いたわけでしょ。そのせいか、けっこう面白く仕上がってるんだな、これが・・・。
基本的な姿勢がいい。「本来の歴史は、人間臭い濃厚味の物語」。・・・まったくその通り。書く人間の枠に合わせて出っ張りを取り除き、縦横そろえて並べたものを歴史というなら、そりゃ結論だけ聴かせてくれりゃ100点取って見せますよ。でもね、そうはいかのなんとかよ。裏も知らずに歴史を語んな❢・・・ってところみたいね。



覚悟しておいてね。ものすごい項目数だからね。数えようと思ったんだけど、嫌んなっちゃってやめた。けっこう細かい字の本でね。全380ページで、1項目1ページ強って感じかな。だから1個1個は短い。その分簡潔。書きようによっちゃあ、1項目で本が1冊かけるようなものだってある。でも、1つ1つ考察していると、ちっとも先に進まない。
もうねえ、この手の本は、最初から1ページ1ページ、めくりめくりしながら読んでいくようなタイプの本じゃないね。朝起きて、んんん~って、何にも考えずに本をとって、何にも考えずにどこかのページをめくって、たまたまめくったページをとりあえず読む。面白ければ、その日はいいことがあるだろう。つまらなければ、用心しよう。
そんな読み方で十分。
だけどね。目次見てるとさ、けっこうそそられるものもあるんだよね。やっぱりさ、三国時代から隋成立までの混乱で、漢民族はほとんど死に絶えたんだろう。じゃあ、今の支那人って、いったい何者なんだ。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
さてこの本、2009年に出た『裏から読むとおもしろい日本の歴史』、2008年の『日本と世界の「近代史」がこの一冊でわかる!』、2006年の『ここが一番面白い!世界史の舞台裏』、2005年の『その歴史常識にはウラがある』の4冊を改題、再編集したものだそうです。
もしかしたらもとになった本もペラペラめくってみてるかも・・・。で、4冊をもとに再編集したってことだから、もちろんつまらない話は取り除いたわけでしょ。そのせいか、けっこう面白く仕上がってるんだな、これが・・・。
基本的な姿勢がいい。「本来の歴史は、人間臭い濃厚味の物語」。・・・まったくその通り。書く人間の枠に合わせて出っ張りを取り除き、縦横そろえて並べたものを歴史というなら、そりゃ結論だけ聴かせてくれりゃ100点取って見せますよ。でもね、そうはいかのなんとかよ。裏も知らずに歴史を語んな❢・・・ってところみたいね。
『世界史と日本史 裏話大全』 歴史の謎研究会 青春出版社 ¥ 1,080 「できる大人」はこのターニングポイントを押さえている❢ |
覚悟しておいてね。ものすごい項目数だからね。数えようと思ったんだけど、嫌んなっちゃってやめた。けっこう細かい字の本でね。全380ページで、1項目1ページ強って感じかな。だから1個1個は短い。その分簡潔。書きようによっちゃあ、1項目で本が1冊かけるようなものだってある。でも、1つ1つ考察していると、ちっとも先に進まない。
もうねえ、この手の本は、最初から1ページ1ページ、めくりめくりしながら読んでいくようなタイプの本じゃないね。朝起きて、んんん~って、何にも考えずに本をとって、何にも考えずにどこかのページをめくって、たまたまめくったページをとりあえず読む。面白ければ、その日はいいことがあるだろう。つまらなければ、用心しよう。
そんな読み方で十分。
だけどね。目次見てるとさ、けっこうそそられるものもあるんだよね。やっぱりさ、三国時代から隋成立までの混乱で、漢民族はほとんど死に絶えたんだろう。じゃあ、今の支那人って、いったい何者なんだ。


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