めんどくせぇことばかり 私の街でも(覚書)『英語化は愚民化』

私の街でも(覚書)『英語化は愚民化』

私の地元の小中学校の話です。子供ができて今の家を買って引っ越したので、私の通った小中学校ではありません。二人の子供たちが通った学校です。市の教育行政に弱腰のところがあって、ごく簡単な学区の見直しに二の足を踏んでいたせいで、地区の小中学生の減少に対応できずに来ました。
すでに中学校までが、学年一クラス。部活動も極めて限定される状況で、ようやく市が動くかと思ったら、学区の見直しじゃなくなんかおかしな制度が登場。《小中連携教育特認校》という制度の導入で、距離的にも近いこの小中学校を、六年、三年という区切りでみるのではないく九年の間隔でみる。
児童生徒だけでなく教職員も交流させて、教育活動の活性化を図って学力の向上を目指すことで小中連携の魅力を引き出し、他の学区からの希望入学者を募る。「他の学区からの希望入学者」によって、地区の児童生徒の減少を補うというはら積もりのようなんだけど、そのときのえさになるのが英語教育なんだな。・・・以下のように説明してるんだけどね。
1 小学校での「外国語活動」と中学校での「英語」の連携
・白山中学校から英語の教員を桜山小学校に定期的に派遣して、「外国語活動」の授業を行い、中学校の「英語」への移   
 行をスムーズに行います。
・中3で英検3級、または、4級合格者8割を目指します。
2 乗り入れ授業の実施
・中学校の専門教科の教員が小学校へ出向いて、専門的な授業を行います。小学校の教員が中学校へ出向いて、中学
 校の教員とティームティーチングを行います。※ティームティーチングとは、複数の教員で授業を実施する授業形態です。
3 小学校での一部教科担任制の導入
・小学校の一部の教科で教科担任制を導入します。
特認校制度によるメリットは何ですか?
小中の9年間で子どもを育てる教育
英語に強い子どもを育てる教育
                                ↓
〇中学校に入学の際の円滑な接続ができます ⇒中一ギャップの解消へ
〇学習意欲のさらなる向上が図れます。 ⇒確かな学力の育成へ
〇教職員の交流が盛んになります。 ⇒専門性・指導力の向上へ
小学校での外国語活動(英語)はどのような活動になるのですか?
担任、ALT(英語指導助手)、中学校の英語の先生とで連携を深め、子どもが英語表現に慣れ親しみながら、積極的にコミュニケーションをとれるようにします。そして、「英語好きな子ども」を育て、中学校での英語に円滑につながるようにします。
『英語化は愚民化』  施光恒

集英社新書  ¥ 821

漱石、諭吉もあきれた明治の英語公用語化論の再来。英語化政策で自ら植民地に・・・

本書に取り上げられている英語偏重教育の現状を紹介するね。

英語偏重教育・・・グローバル化に対応した英語教育改革実施計画
1 英語教育の早期化
小学校五年生から英語を正式教科として教える。英語の授業を週に三コマ程度実施し、授業がない日にも昼休みの後に「モジュール」という時間を一五分設けて、聞き取りや発音の練習を行う。
現在は五・六年生には英語になじむことを目標にした活動が週に一コマ設けられ、ネイティブスピーカーの指導助手とともに授業が行われる。
 
上記の従来行われていた活動は、小学校三年生から開始する。
2 中学校の英語
オールイングリッシュ方式の英語の授業。高校ではすでに実施。
3 大学の授業の5割を英語化する
秋田の国際教養大学は、すべて英語で授業を行っている。早稲田大学国際教養学部や法政大学グローバル教養学部もすべての授業を英語化している。それを強力に推進する「スーパーグローバル大学創生支援」プロジェクトは2014年から始動。
なにやってんだろうな。この本にも書いてあるけどさ。それで英語を受け入れた国はどうしたい?どっか、イギリスに追いつけた国があったかい?・・・ったく、おめでてぇな。
中世ヨーロッパで公用語として機能したのはラテン語だった。古代ローマの言語であったラテン語は文法や正書法が整備されており、聖書の内容を伝えるのに最も適していた。15世紀終わりまで、信仰や知を担いうる言語はラテン語しかなかった。

知識層の大部分は聖職者で占められており、ラテン語を習得することなく、知の世界に踏み入ることはできなかった。

宗教改革のうねりの中、ラテン語の聖書を各地の「土着語」に翻訳する動きが生じた。マルティン・ルターはドイツ語に、ウィリアム・ティンダルは英語に、そしてカルヴァンの従兄弟のオリヴェタンはフランス語に、というように。聖書に書かれた神の言葉を、一般庶民が読めるようにするために。

まだまだ識字率は低かったものの、彼らは一般の人々が普段使っている言葉を思い浮かべ、日常の言葉から離れないよう細心の注意を払った。

人々は知を手に入れた。これがヨーロッパの近代を生みだした。世界を席巻するあの力を生みだした。今、日本が、たとえば英語偏重教育を進め、英語を公用語化するようなことがあれば、それはヨーロッパが土着の言語を捨ててラテン語に戻るようなものである。

国民が、英語を駆使する知識階級と、最新の知識を言いあらわすこともできない日本語しか話せない一般の人々に分断されてしまえば、もはや言葉をもとにした連帯感は失われる。同じ言語で話ができることは民主政治のおこなわれる基本的条件である。つまりそれが失われれば、後に残るのは・・・。それは分からないけど、すくなくとも今のような日本は、世界のどこを探しても微塵も見つからないはずだな。







 


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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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