めんどくせぇことばかり 『グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き』 田中陽希

『グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き』 田中陽希

《人力のみによる日本百名山連続踏破。最南端の屋久島宮之浦岳から最北端利尻島の利尻岳まで、総距離7200キロの旅》

このNHKの企画を知った時には、どちらかと言えば、「ちぇ、暇人が」って・・・。なんだかいつもの私らしく投げ捨てるか、あるいはあえて大したことないと、取り合う必要もないという態度で臨んだ。・・・はずだったんだけどね。
ブログを読んでいただいている方にはご承知の通り、私、白旗を上げました。股関節変形症で二〇年前に山を諦めた私ですが、あと二年したら手術を受けて、足を直して、もう一度山に登ります。

すでに、古い知り合いからの山の相談にものっています。そのためにかつての山行記録を引っ張りだして、検討を加えもしています。封印していた山の本も、貪るように読んでます。足の様子が良ければ、いや多少悪くても、新調したトレッキングシューズにウォーキングポールを持って川沿いを歩きに行きます。五回に一度は息子に救援を頼む有様ですが・・・。

・・・いつからだろう。・・・疑いありません。田中陽希さんの《日本列島ひと筆書き》を見て、もう抑えられなくなっていたんです。

『グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き』 田中陽希

NHK出版  ¥ 1,836

プロアドベンチャーレーサー田中陽希が、日本百名山連続踏破を目指して約7800kmに及んだ、前人未到の旅の記録
プロローグ  アドベンチャーレースとの出会い きっかけの旅/スタートまでの道のり
第一章  気の向くままに風の吹くままに[九州編]
第二章  一座のために一つの目的のために、走れ歩み続けろ[中国・四国編]
第三章  緊張が高まる毎日[近畿・東海編]
第四章  不安と緊張、そして感動と涙[日本アルプス編]
第五章  反響の変化[関東・甲信越編]
第六章  旅という名の挑戦 みんなの思いを背負って[東北編]
第七章  ラストスパート1700キロ[北海道編]
エピローグ  こんな思い出もあったなぁ  利尻山から下山して

百名山
数えてみたら、私の登った百名山は、たったの四十九、残念ながら五十にも達しなかった。関東中心だからな。それでも、思い出や出会いはそれなりにあった。それが宮之浦岳から利尻まで、7200キロっていうんだからタダ事じゃすまないよね。
テレビで見ていても、関東以北の旅の中で、田中さんが一皮むけたのがわかりましたもんね。
本で読むのはいいね。自身の筆によるだけに、テレビではわからなかったその時その時の心の動きが手にとるようだ。九州や四国の山里でようやく夕食にありついたときの話は涙がでるね。とくに四国でカツ丼にありついた時の話は感動モノだ。剣や八方キレット・不帰に臨んで体の芯からゾクゾクっと来る感覚。
関東に入ると田中さんをみる世間の目が完全に変わっていた。そんななか、田中さんのことをまったく知らずに手伝いを頼む人。 

北関東から東北に入る頃、田中さんに大きな変化がありましたね。ちょうど至仏から燧に登ってる頃だから、関東から東北に入る頃だね。世間の人々は色々な思いを田中さんに投影していたんですね。そんな思いを受け止めきれずにいた彼だけど、・・・なんというか難しいけど、「こんな私でよかったら、山登りしかできないけど一生懸命頑張ります」って言う感じかな。

いろんな人の思いなんて、受け止めきれるはずがないからね。世間の人もそれはわかってるんだよ。ただ、田中さんに頑張って欲しい。そうに、世間の波に揉まれまくってる人たちは思ってるんだよ。田中さんを応援してるとちょっとだけ頑張れそうな気がするんだよね。北海道に渡ることには季節は晩秋の趣を見せ始め、足の痛みとの戦いが始まる。利尻水道の苦闘は凄まじかったんだね。

本で読んでこそってこともある。ああ、テレビで見たあのシーンだって思いながら読むのも楽しいしね。

二〇年前に山を諦めた時、たぶん私は、山と一緒にいろいろなものを諦めた。だけど、それはいろいろなことを考えたうえでの決断だったはずなんだけど、もう当時とは状況も変わった。定年まで5年。娘は結婚して一児の母。息子は今年大学を卒業し、就職にのぞみ家を出る。・・・ねえ。





 


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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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